「インザハウス」1巻感想・ネタバレ~夫の不倫相手と一緒に同居!?

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こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、女性漫画雑誌ハツキスで連載されていた「インザハウス」を読みましたので感想を書いていきます。

2021年5月20日に最終巻が出たので完結作品になります。

旦那の不倫相手を含めて急遽同居を始めるという、かなり刺激的なシチュエーションですが登場人物たちの境遇から修羅場にならずに受け入れていくように描かれています。

読んだら先が気になって仕方がない漫画。

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「インザハウス」~作品詳細

作者:小宮みほ子

出版社:講談社

発行巻数:全6巻完結

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「インザハウス」~あらすじ

新築戸建てに越してきた橙子たち瀧澤家。

一家は6人家族だったが、不慮の事故で義父母を亡くし4人家族になっていた。

バランスの崩れた家庭で夫の不倫を黙認しつつ酒に逃げていた橙子だったが、自分に好意を寄せる青年・ナガイの言葉により考えを改める。

夫の愛人・松藤と謎の青年・ナガイ、そして二人の子供との共同生活を始めることに。

すべては子供たちのため――そう覚悟した橙子だったが…!?

夫の不倫相手との同居生活

4人家族の瀧澤家が新築一軒家に引っ越ししてきます。

しかしこの家族はすごく不幸せそうなオーラを出していますがそれもそのはずです。
同居していた父方のご両親が交通事故で先日亡くなってしまいました。

本来ならば一軒家に引っ越しとあれば心躍る心躍るはずですが、空気はどんより。

夫は早々に仕事に向かい今日は帰らない、小4・小2の子供は「お母さん構わないで」と冷たくあしらわれます。

主人公・橙子は、旦那の「帰りが遅くなる」というセリフは不倫相手と会っていると知っています。

今まで、頼りにしていたご両親が亡くなり自暴自棄になっている橙子は、昼間からお酒を飲むような自堕落な生活をしていて、「お酒臭いから嫌だ」と子供に言われています。

開始早々から、明るい話が何一つない漫画なので意味が全然分かりませんでしたが、読み進めていくと理解できました。

嫌な現実から逃げるためにお酒を買い込む橙子を何度か目撃した謎の青年・ナガイが橙子を止めます。

アルコールが抜けた橙子は、冷静に夫と不倫相手に会いに行くと橙子の事を追いかけてきた子供2人の意見で、不倫相手の松藤と謎の青年・青年ナガイとの同居生活が始まる事となります。

夫の愛人との同居、というタブーに近いテーマを扱いながらも、それぞれの立場を単純な善悪で描くことなく、家族とは何か、人と繋がる意味とは何かを真摯に問うた作品。

との事を本作担当者は話しています、文字でみてもカオスですが食卓テーブルを6人で囲んでいる様子はもっとカオスです。

けど、この理解不能な状況が愉快に見えてくるのはおそらく当事者じゃないからなんだろうなって思います。

仮面夫婦

二人の子供の為に、関係の冷めきった夫との離婚を選択しなかった橙子。

不倫相手の松藤との同居をしますが、夫に対して怒りも何も感情が浮かばなくなればこうゆう決断ができるんでしょうか?

普通なら旦那はもちろんの事、その相手だって視界の隅にすら入れたくないと思うんですが、これも子供のためにと考えてなら決断出来る選択なんでしょうか?

と疑問を呈していますが、松藤は初めは面白がっていましたが、結局一度家を出て行きます。
不倫相手にも関らず、一緒に住むと言い出した時はどんな頭の中してるんだと思いましたが、これも新しい考え方なのかな?

ただ、この子には同情する余地もあったので強い事は言えないです。

この子を完全否定するのなら、作品を読まなければ良いだけなので、読み手側が「新たな形」として受け入れていくべきなんだと思いますね。

謎すぎる青年・ナガイ

不倫相手・松藤の素性は、夫の会社の人だとわかっているんですが、ナガイに関してはほとんどわからずです。

20歳、バーで働いているけど自由出勤だと言い張る、橙子の事を好きだというがどこまで本気かわからない、そしていつの間にか一緒に住み始めている。

ナガイは常にニコニコしていて表情が読めないですが、息子の啓太はナガイが怪しいと感じています。

ナガイも色々とあるみたいで、母親が5度目の離婚をしてようで自分の苗字も定まっていないような人です。

名前は「ハル」という名前だが、隠しておきたい事情があるようです。
おそらくナガイは、橙子の旦那が前妻との間に作った子供なんではないかなと思います。

橙子の旦那に冷たいのはそのせいなのかなって思いますので、ナガイの行動は要注目です。

最後に

作者は新たな家族の形態を模索してこの漫画を描いたとインタビューで読みましたが、この家族形態を受け入れられない人は読まなくてもいいと思います。

ただ、僕自身は読んでいて新鮮だったので面白い作品でした。

同居している大人4人には、それぞれ家族という物を作ってこれなかったという点から家族の形に悩んでいる方は一読の価値があるはず。

最終巻まで読んだらまた感想を書きます。

最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!

インザハウス 1巻

インザハウス 1巻

[著]小宮みほ子

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