「片喰と黄金」を読んだ感想~アメリカゴールドラッシュに大富豪の夢を見る!

漫画 

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、「片喰と黄金」(かたばみとおうごん)を読んだ感想を書いていきます!

一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?!

”ゴールドラッシュ”

アメリカ・カリフォルニアで1848~1855年に起こったゴールドラッシュ!

その当時の歴史を知ればもっと作品が面白く読めると思ったので、知っている事調べた事を買い行こうと思います!

ちなみに「紛争するなら八田まで」をセットに読むとなおさら移民について理解が深まって面白く読めますよ!

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「片喰と黄金」~作品詳細

作者:北野詠一

出版社:集英社

ジャンル:歴史・冒険

発行巻数:既刊6巻(2021年11月現在)

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「片喰と黄金」~あらすじ

1848年、カリフォルニアで発見された一粒の黄金をきっかけに始まったゴールドラッシュ。黄金発見の翌年、1849年。

噂は世界中へ広がり、野心家たちが無名の田舎町へと押し寄せていた。

同じころ、アイルランドを襲った未曾有の飢饉で全てを失ったアメリアとコナーの貧乏主従も、人生逆転を期してカリフォルニアへ向かう。

大西洋を越え北米大陸を横断する遥かな旅が始まる!

「片喰と黄金」~感想

未曽有の食糧危機に喘ぐアイルランド、その地からアメリカ・カリフォルニアのゴールドラッシュで一攫千金を狙おうと移民を決意する少女・アメリアと従僕・コナーがカリフォルニアへと向かうお話。

この頃のアイルランドはジャガイモの疫病菌で食糧難となっていました。
しかもイギリスの植民地となっていたために政治機能もマヒしており、個人が個人で自分を守らなければならない状況です。

アイルランドでは生活できない、だからアメリカにいってゴールドラッシュの恩恵を受けよう!

と目的がはっきりした漫画で、非情に内容もわかりやすく絵も綺麗なので読みやすくて面白い作品です!

東部アメリカ・ニューヨークについて、西部カリフォルニアまでの旅を描いていくのですが、アメリカの広大な大地をどう横断して行くのかが楽しみです!

当時のアメリカでは、アイルランド移民を”アイリッシュ”と侮蔑して偏見の目を向けられたり、移民に対して厳しい目を向けられるご時世。

しかし主人公のアメリアは、ひたすらに前向きな所が良いです!!

どんなに苦難にあおうとも、立ち上がって目的のために前を向く姿が素晴らしいです!!

アメリアの過去とアイルランドの食糧難

19世紀初頭から20世紀初めまで、イギリス植民地支配を受けていました。

イギリスの植民地政策として国民の2/3は農業に従事しており、その作物はイギリスへの輸出用が主で自分たちが食べる分はほんのわずかとされていたようです。

そんな折に起こった今回の”ジャガイモ飢饉”

イギリスは植民地であるアイルランドを救わずに、この飢饉で約100万が餓死したとされています。

人の住める土地ではなくなったことからアイルランドでは大量の移民が発生する事となります。
この間で餓死者+移民でアイルランドの人口は820万人から450万人に減ったとされています。

日本でも江戸時代に”天明の大飢饉”というのがあり、作物が取れずに92万人余りの人が犠牲となった飢饉があります。

この頃の日本は鎖国中でしたので、他の国へと移民する事は叶いませんでしたが”寛政の改革”を行っています。

とまあ、本来国が自国民を助けるのが当たり前なのですが植民地となっていたアイルランドでは政治が機能していなかったので移民せざるおえなかったという事ですね!

アメリアはその代表的な国民の一人ですが、アイルランド脱出のためにはお金が無くては船に乗る事も叶いません。
アメリアは足りない船賃を運よく譲ってくれた人物と出会えましたが、お金が無くてアイルランドを脱出する事も出来ない人たちって大勢いたんだろうなって思いますね。。

カリフォルニア・ゴールドラッシュ

ゴールドラッシュとは、新しく金が発見された地へ金脈を探し当てて一攫千金を狙う採掘者が殺到することです。

1848年に金発見から爆発的に噂が広まり、翌年1849年には多くの人たちがカリフォルニア地に集まったそうで、その人たちの事を総じて”フォーティナイナーズ”と呼ばれるようです。

金のあるものは海路で、お金の無いものは陸路で夢と希望を載せてカリフォルニアの地に向かったんでしょうね。

ちなみにアメリアはお金が無いので当然陸路、その道中で日本でかの有名なジョン万次郎に出会います!

色々アドバイスもくれて仲間になるのかと思いましたが、史実通り仲間にはなりませんでしたね。

ちなみに日本にもゴールドラッシュがありました!
北海道紋別郡鴻之舞という土地で1800年末に砂金が発見されて住友金属鉱山が経営権を持って運営されていました。

ちなみに僕の祖父はこの鴻之舞という土地で金を採掘する仕事についていたようで父親は中学校1年生まで鴻之舞にいたそうで拳大以上の金を持ったことがあるとも話していました。

しかし1973年に鉱山は閉山となり最盛期に13,000人に上った鴻之舞の町は1975年以降で人口0人となっています。

夢は泡のように消えるのも早いですね。

ちなみに北海道は結構金山があって、管理人の実家近くにも廃坑となった金山がありました。
子供の時に石を割ると砂金が出てきたのを今でもよく覚えていますね!

最後に

ちょっと関係ない話が多くなりましたが、題材がめちゃくちゃ面白いです!

そして、移民の話となると「紛争するなら八田まで」という漫画で移民に関係するお話が出てきたので合わせて読むと更に面白く読めると思いますよ!

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました!
したっけね!

片喰と黄金 1

片喰と黄金 1

[著者]北野詠一

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