チート無し転生だが妹の巨人はチート級「お姉さまと巨人 お嬢さまが異世界転生」1巻感想

KADOKAWA

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、漫画雑誌青騎士で連載中の「お姉さまと巨人 お嬢さまが異世界転生」の一巻を読んだ感想です。

異世界転生物です!
久しぶりにまともに異世界転生なので作中の以前に世界観になれるのにちょっと苦労してます笑

異世界の住民は転生者が現れることを知っていて、転生者にはチート能力がある事さえも知っているようです。

ただ主人公のヒナコは”ズル”が嫌いと言って神から貰えるはずのチート能力を断ったようで、無能力者です。

そんな普通の人間の彼女が小さな巨人・ と共に一緒に異世界に飛ばされたはずの”お姉さま”を探す旅をしている様子。

チートを持たない転生者の代わりに、妹はありえないほど強大な力を持った巨人らしいです!

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「お姉さまと巨人 お嬢さまが異世界転生」~作品詳細

作者:Be-con

出版社:KADOKAWA

ジャンル:異世界

発行巻数:既刊1巻(2022年4月現在)

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「お姉さまと巨人 お嬢さまが異世界転生」~あらすじ

お嬢さまと巨人、種族も生まれも違う2人は『大切な人』を捜す――

絆を結ぶ異世界転生ファンタジー、開幕。

普通の人間と巨人が姉妹??

ヒナコお姉さまと巨人エイリス、この二人は自分たちで姉妹と名乗ってます。

タイトルにあるようにお姉さまと呼ばれるヒナコは異世界転生者で、行動を共にする巨人・エイリスとは血縁関係はあるわけないです。

あくまでも名目上の姉妹関係ですね。

この作品、いろいろパロってる部分もあります。
転生物だったら普通でしょうか?
一般的な転生物にありがちなチート能力を否定している雰囲気です。

主人公であるヒナコ。
容姿は毅然としたお嬢様と言った風貌ですが、片腕がありません。

そして転生前に神から貰えるチート能力を断ったみたい。

世界観的に転生者が現れるのは周知の事実らしく、チート能力も転生者には当たり前に備わっている能力なのが一般的みたいですが、ヒナコ曰く

「丁重にお断り致しました」

チートはズル、ズルはいけない事。
ヒナコの性格はガチガチのくそ真面目で元の世界で命を奪ったのもこの性格のせいです。

ヒナコはヒダカジュンコという学年上の”お姉さま”に騙されて姉妹ごっこをさせられていて、裏切られたショックから突き飛ばして一緒に電車に轢かれました事で転生します。

そんな曲がったことが出来ない性分だから、転生時もらえるチートも断るなんてことをしたんですね。

そして巨人で妹のエイリス。

容姿は可愛い女の子の巨人!
おそらく10Mくらいでしょうか、種別的にいうと小柄な部類に入るようですね。

巨人族は粗野で野蛮、知能の低い愚鈍種族と言われていて意地汚くて金の為ならどんな汚れ仕事もする、時代遅れで愚か者の代名詞と言うのが通説みたいです。

確かに愚鈍で意地汚い巨人がいるのは確かなようで、実際に現れた巨人はゾンビみたいに薄汚れて買た事しか喋れない感じでした。

しかしエイリスは巨人族としては流暢に喋り、数字を扱う事にもたけている様子です。

ただそれが仇になり同じ巨人族の兄弟たちからは疎まれていたみたいで、その兄弟たちとはぐれて独りぼっちとなってしまった時にヒナコが現れて姉妹となってくれたんです!

ただ頭の良い巨人かと思ったら、魔法を使えないはずの巨人族が魔法を使える。

それがエイリスでした。

巨人の怪力と魔法の力、しかも魔王級の魔力らしいです。

エイリスは

「勇敢で義に厚く、何より誇り高い巨人族の鏡」

と謳われていた頃の力と心が揃った巨人族にふさわしい巨人族です!

異世界に迷い込んだ無能転生者、兄弟と離れ離れになった嫌われ者の巨人族。

そんな二人だからこそ太い絆が結ばれています。

「お姉さまと巨人 お嬢さまが異世界転生」~感想

ヒナコお姉さまを一見すると萌え系の転生物なのかと思ったのですが、結構なダークファンタジーでした。

ヒナコはお嬢様学校に所属していて淑女と呼ぶにふさわしい雰囲気を纏っているからなのか、陰と陽のギャップがめちゃくちゃ大きいんですよね。

妹エイリスにとても甘いけど、反面エイリスをバカにする者には過剰なほどの怒りを見せていますね。

んで仮想敵は確実に教会なんですね。

異世界系はとことん聖職者を嫌いますね。
まあ、自業自得なんで否定はしませんが。。

ヒナコが聖職者に捕まった時に

「異世界人は高く売れる」
「特に死に戻り系は高レートで売れる」

なんて言われていたので人身売買も当たり前にしている設定です。

いいですね、いいです!

そんな悪と呼ばれる教会ですが、作中で最も悪だと謳っているのはヒナコです。

現世で姉妹ごっこをしていたヒダカジュンコと突き飛ばして共に生まれ変わた事で、自分の事を人〇しと言ってます。
神様に対しての裏切りだと。

その割には助からない人に対して慈悲の心を見せたりもします。

人間の善悪を感じさせられる場面もあって「レ・ミゼラブル」を思い起こさせられた気分でした。

まだ話は始まったばかりなので、目的が兄弟・姉妹探しとなっているのがまだ弱い部分ですが、期待大なダークファンタジーが始まったなって感じでした!

最後に

異世界系はゴブリンスレイヤーしか読んでませんでしたが、たまに読むと面白いものですね!

世界観と言葉に馴染がない事が難点で中々読むのに手こずりましたが2巻もかなり楽しみに待っています!

最後までお読みいただきありがとうございました。
したっけね!

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