大正ファンタジーの影武者の設定は良いのに、イマイチ盛り上がりに欠ける!「帝都影物語」2巻感想

漫画雑誌ハルタ系コミック

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、漫画雑誌ハルタで連載中の「帝都影物語」2巻を読んだ感想です。

1巻発売が去年の5月だったので丸々一年ぶりの新刊。

影武者の話で地味な展開になるのは初めから目に見えていたので2巻を購入するか迷いましたが、何よりも絵が上手くて好みなんですよね。

田舎臭い影武者役の一矢にどうしてもイラつきつつも、物語の時代背景が面白くていつの間にか読み切ってしまってました。

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「帝都影物語」~作品詳細

作者:比嘉史果

出版社:KADOKAWA

ジャンル:歴史ファンタジー

発行巻数:既刊2巻(2022年5月現在)

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「帝都影物語」~あらすじ

皇子と影武者。身分違いの少年2人の深まる絆。

次期”帝”と目される皇子・春宮を守るため、影武者になった一矢。

少年は、春宮の異母弟・冬宮が放つ刺客から主人を守ることができるのか!?

陰謀渦巻く宮廷で皇子を守る、影武者奮闘録!

「帝都影物語」~感想

2巻の初めは影武者役の一矢が春宮の模様をする訓練で自分は楽しめなかったのですが、中盤でおじい様に召集をかけられたあたりから緊張感が高まって胸倉を引っ張られるくらいに面白くなりました。

主人公の一矢は少年漫画の主人公のお手本のように、純粋でその割には空気を読めずに信念が強いと言った感じなんで、自分みたいな汚れた大人にはちょっと痛々しい少年に見えてしまうんですよね。

模倣では本物の劣化にしかならない

印象が変わったのが、春宮のおじいさまに呼ばれて影武者としての秤にかけられた時です。

「年長者は敬わなければならない」

始めは影武者として「春宮ならばこうする」という事を考えていたのだが、徐々に問われる内容がエスカレートしていき反論してします。

「命に従う犬ほど早死にで、己が器量で動ける犬ほど獲物も大きい」

影武者であっても模倣しかできないのであれば影武者としての役には立たない。
むしろ、模倣してなお自分の考えを持てる者こそが重要だという事を言っていました。

春宮の代わりの意味

火災に遭った地区に慰労の意味を込めて行啓を行う予定の春宮だが、体調不良の為一矢が行啓に行く事に。

前出の通り、完全に春宮になりきるのではなく一矢でありつつ春宮に見えるように行動をしています。
だからといって普段春宮と接しない人たちにとっては分からないですからね。

物語の舞台はおそらく大正時代をモチーフにしています。

天皇は「現人神」

明治・大正・昭和初期の天皇は、現代に仰せつかった神様だという扱いでした。

つまり、その神様の御子が天災に遭われた場所に行く事によって神の御子を崇める意味で「生きる希望を連れてきた」と言っています。

この部分が非常に興味深く読めました。

ファンタジーな部分はありつつも、史実に近い所をなぞっていくのは非常に面白みを感じました。

ただもう少し話のメリハリが欲しい所ではありました。

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!

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