「楊家将奇譚」2巻感想~ハーレムもあるが楊家将としても間違いなし!

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こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は井上実也先生原作・有谷実先生作画で連載中の 「楊家将奇譚」2巻を読んだ感想を書いていきます。

楊家将を題材にする漫画はとても珍しい作品。
10世紀の北漢に”最強無敵の部隊”楊家軍、その楊一族の元に現代の女子高生がタイムリープしてしまう。

フロースコミックって女性雑誌なのに中々コアな創作物を題材にしたなって思いました。
ただ、楊一族の兄弟たちを出せば逆ハーレムっぽくなるんですね。
考えたもんです!

しかも要所要所をしっかり押さえて描かれているので、時代漫画としてもテンポが良くて男女問わずにおススメできる作品です!

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「楊家将奇譚」~作品詳細

作者:原作・井上実也先生
   作画・有谷実先生

出版社:小学館

ジャンル:歴史・転移物

発行巻数:既刊2巻(2022年10月現在)

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「楊家将奇譚」~あらすじ

雷に打たれ異世界に飛ばされてしまった高校三年生の鳥羽鈴。

皇帝を守る楊一族のもとで新たな生活を送ることになる。

平和な日常の中遼からの刺客が動き出す――。

悠久の時を駆ける中華風ファンタジー

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「楊家将奇譚」~感想

しっかり馴染んでいる鈴

突然、10世紀の中国にタイムリープしてしまった鈴ですがかなりあっさりと順応していますね。

元から弓道で鍛えた弓の技術と牧場を営んでいた祖父の下で育ったゆえに自分の能力的に使えるものが多かったの大きいです。
けど、世界史の教科書に北宋の時代が乗っているのかは怪しいです笑

鈴が使っている弓は和弓は、当時中国で使われていた弓と比べてもかなり大きな弓で、殺傷能力も比ではないほどに大きなものになります。
まあ中国では馬上で扱う前提だという事もあって小ぶりなものが多いというのもあります。

練兵場で鈴が弓を弾いている姿に驚いたのは、当時の中国の弓との相違点の多さがあげられますね。

また馬に関してですが、日本の馬は小さかったという歴史的事実はご存じでしょうが中国の馬も様々な種類がいて、主に女真族という国(朝鮮の上の当たりの国)から買い付けていました。

ただ女真の地の隣国が、宋と敵対している遼国、馬を売るなって言われているので自国で買わなくてはいけない状況に。

鈴は楊家の馬を見て痩せているのを見て、馬草しか与えられておらず栄養価が足りていない事に即座に気が付いています。
ここは牧場主の孫、牧場経営に携わっていたのが役に立ちましたね。

元々持った能力で試行錯誤していくのがタイムリープ物の楽しさ。
鈴の活躍は設定から裏付けた必然があり、わかりやすさと楽しさが上手く両立していていますね。

出る”楊家”は打たれる

権力の基本も抑えています。

元々楊家は宋の国の一族ではなく、傭兵軍団です。
そんな彼らが活躍しすればもちろん面白くないやつらもいます。

宋の重臣・。潘仁美
楊家の功績に対する恩賞を過大だと反論していますが、この頃の重臣は北からの脅威を全く理解できていないんですよね。

この物語は10~11世紀ごろの話ですが、12~13世紀ごろには北は女真族に取られて金という国に変わり、13世紀にはかの有名なチンギスハンの手によって宋の国は滅ぼされてしまいます。

潘仁美みたいな重臣が集まるから中国の統一国家は腐って廃れていくんですよね。

ファンタジーっぽい気配

鈴が現代日本からタイムリープした時点でSF要素があるのですが、宋の時代の人物ではないような雰囲気を漂わせている人物がいたりします。 

楊家軍にとっては敵国・遼。
遼の国の皇太后に何事かを告げるフードマントで顔を隠した人物。 

宋の国に本来あるべきでない謎の星現れた、遼の運命も狂い大きく動かす存在である。
ただし遼の国の凶兆となるとは限らない。
そのため生捕にせよ。

ただの占い師とは思えない具体的な内容の事を言っています。
鈴と同じくタイムリープした鈴の知り合いかもしれません。

そして占いを告げられた遼の皇太后・蕭。
この人物に関しても時が止まったように歳を取らない人物と自国の武将から言われています。

何らかの術を扱う人物がいても不思議ではない気配がしています。
鈴を襲った人物が心臓を刺されても動いていたのも気になるところです。

作者は逆ハーレムが書きたい!

今回お風呂場をのぞく、定番シーンがありました。
まあ鈴が楊兄弟の入浴場に突入していったのですが笑

楊兄弟は男8人兄弟ですので、女性作家さんとすればもっと登場を増やしてあげたいと考えているんでしょうけど、幾分物語の進行がありますもんね。

井上先生の原作の合間を縫って、楊兄弟とのイチャイチャシーンもっと増やしてもほしいですね!

最後に

作画が綺麗で読みやすいのは一巻からわかっていましたが、2巻でもクオリティ落ちずにむしろアクションシーンに関しては向上しています!

歴史もの苦手って思わずに読んでみてください。

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
したっけね!

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