あの作品の元祖が分かる!おススメしたい70年代名作漫画

おススメ漫画

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

古い漫画を読むべきか?読まざるべきか?、度々疑問になる事があります。

管理人としては興味があるなら読めばいい、です。

いつの時代の作品でもどんな人気作品でも「あなたが興味あるなら読むべき」と言うのが一番説得力ありますからね。

小説や漫画、映画やドラマって歴史があり、その時代の雰囲気を投影して書かれている事が多いのも特徴です。

特に11970年代の日本は高度経済成長を迎え、好景気によって人々の暮らしが豊かになった一方で、公害問題の深刻化やオイルショックに悩まされた時代でもありました。
そんな豊かになった人達がいる反面、貧乏な人達もいたり、人間の罪を描いたりと様々な分野の作品が生まれたりもしています。

こんなめんどくさい事が前置きの時点で読む気が失せると思われそうですが、確認だけでもしていってくれたら幸いです。

そして時間があるなら一度は読んでおいて損はないと思える作品ばかりです!

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「三国志」~三国志の入門書

作者:横山光輝先生

連載期間:1971~1987年

横山三国志と頭文字に作者の名前が入るほどに有名な漫画です。

歴史小説家・吉川英治先生の小説・三国志を元に独自解釈も入れて書かれた作品で、三国志に興味を抱いた少年たちは一度でも通る道。

入門書と呼べる理由は三国志演戯の始まりである”黄巾の乱”から、諸葛亮孔明の死”五丈原の戦い”までを描き切った事にあります。

そして横山先生の絵は圧倒的に読みやすい!
簡素な背景で物事の事象がはっきりと描かれているので、策略と軍略の分かれ目がわかりやすくて今読んでも凄いと思える漫画です。

三国志という作品は、現代漫画の源流の一つとも呼べる内容が数多くあります。
三国志に触れてから他の作品を読むとまた一風変わった読み方ができるようになりますよ!

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「BLACKJACK」~手塚治虫の新たな画風

作者:手塚治虫先生

連載期間:1973~1983年

アニメ制作で大赤字を出して漫画家としてもオワコン扱いされ始めた手塚治虫に当時のチャンピオン編集長が恩情で枠を取って書かせたのが「BLACKJACK」。

無免許の凄腕医師・黒男ブラックジャックが、法外な金額で治療したり、時には人情味溢れる対応をしたりする1話完結の作品。

この作品を皮切りに、”子供向け漫画”から”大人向け漫画”への転換を図り再起を果たしています。

シリアスな医療モノと思われることもあるが、コメディの部分もあり、ディズニー好きな手塚先生っぽさも十分ある名作となっています。

助けられなかった恩師・本間先生の幻影に言われた一言、
「人間が生き物の生き死にを自由にしようなんておこがましいと思わんかね…」

ブラックジャックを語る上で忘れられないセリフの一つです。

「あしたのジョー」~誰もが知る社会現象を起こした伝説の作品

原作・梶原一騎先生
作画・ちばてつや先生

連載期間:1967~1973年

「古い漫画で読んだらいいの何ですか?」って聞かれたら真っ先にこの作品をあげます。

高度経済成長期の真っ只中で上り調子の中で描かれたこの作品。
しかし作品の中心は貧民層のドヤ街、親無し、家無し、金無しの非行少年・矢吹丈がボクシングという競技に命をささげる物語。

成長物語”なんて言葉は適切ではないほどに、矢吹ジョーは人間的に社会常識から外れた人間です。
しかし矢吹の魅力は一途なボクシングへの想い、力石への想い、

「矢吹君は寂しくないの、多くの青年が青春を謳歌していると言うのに。」
「拳闘は好きだからやっているんだ。ほんの一瞬にせよまぶしいほどに燃え上がり、後は真っ白な灰だけが残る・・・。」

社会の枠組みに中々入れない人っていると思います。
ジョーもその一人。
他人の理解なんて求めようとしていないジョーの孤独な姿に、バカな少年だと思っていた読者もどんどん惹きこまれていきます。

一途な人間の物語はどんなジャンルでも面白くなる!

「ドカベン」~野球漫画の金字塔

作者・水島新司先生

連載期間:1972~1981年

水島新司に野球のネタは尽きる事は無いのか!?と思わせた作品。
数多く野球漫画はあれど、高校野球を題材にした作品では群を抜いて登場キャラが多く個性的なメンツが揃っています。

野球漫画の鉄板と言えば”スポ根”なのだが、ドカベンには爽やかな面も備わっています。
それは間違いなく里中智という当時異色のキャラクターが要因。

始めの数巻は何故か柔道漫画から始まるのはご愛敬として、野球漫画として今読んでも十分に面白い作品です!

「デビルマン」~読者の心を破壊するダークファンタジー

作者・永井豪先生

連載期間:1972~1973年

当たり前のように横行しているダークファンタジー漫画の金字塔的作品。

ダークファンタジーというだけあって、グロ・暴力・エロと永井豪の変人性全てを詰め込んだ作品となっている。

ネットフリックスで作られた「DEVILMAN crybaby」は、現代風にアレンジされているが作品の雰囲気を踏襲された作品に仕上がっているので、興味のある方はアニメから入ってもいいと思います。

その上で漫画も気になれば読んでみてください。
自分は大好きな作品だが手元には置きたくない作品!

「銀河鉄道999」~少年は夢と憧れを抱き旅に出る

作者・松本零士先生

連載期間:1977~1981年

少年時代、誰もが憧れる冒険ファンタジーがここにある!

正直言えば、現代となっては大分読みにくい絵です。
機械はあんなに緻密に正確に描くのに人物や物体は波がうったような絵柄なので…

それでも少年時代に夢見たありとあらゆるものが新鮮に写った感情と、哲郎が訪れる星々への挑戦は重なるものが必ずあります。

少年が男にいるのはこうゆう事だ!

「リングにかけろ」~見開き必殺技の元祖!

作者:車田正美

連載期間:1977~1980年

はっきり言わせてもらうと、自分的には面白くはない。

けど必殺技という概念を作り上げた先駆者として車田正美先生の「リングにかけろ」を取り上げないわけにはいかないです。

見開き一枚絵での「ギャラクティカ・マグナム!」と必殺技を叫ぶシーンは、その後の漫画界にどれだけ影響を与えたか…
”車田効果”みたいなので特許を取ったら、世界で最も特許で稼いだ漫画家と呼ばれていたと思います。

とりあえず一巻だけでも読んでみてください。

「11人いる!」~この作品に影響を受けたSF作品は数知れず!

作者・萩尾望都先生

連載期間:1977~1980年

宇宙の様々な星の人間が登場し、クローズド・サークル要素を盛り込んだSF漫画となっています。

伝説的少女漫画家・萩尾望都が少女漫画で初めて手掛けたSF漫画で、戦いを主軸に置かない女性作家さんらしいSF作品となっている。
星間の人種や性の問題と、現代で問題視されている事が自然と出てくるのも先見性と呼べる面で読みごたえがあります。

他の作品をバカにするわけではなく、「11人いる!」を彷彿とさせる作品は数多く、有名どころでは「彼方のアストラ」なんかがあります。
後世への影響度を考えると一度読んでみる事をおススメしたい作品!

「地球へ…」~異能SF漫画の傑作

作者・竹宮恵子先生

連載期間:1977~1980年

少女漫画発のSF異能ファンタジー漫画です。

地球には住めないから宇宙へと移動して住み始めた人類たち、その人類を管理するのもまた人類だったて話。
こちらに関しても「あの話の原型か!」って思わされたりします。

また環境問題が騒がれた70年代では宇宙に移民するSF物はたくさんありました。(機動戦士ガンダムのように)
こうした世情が何となく漫画の中に落とし込まれている作品って歴代でも数多くありますが、「地球へ…」はその最たる例と呼べます。

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