「2.5次元の誘惑(リリサ)」6・7巻を読んだ感想・ネタバレ~展開が王道ジャンプ漫画していて、心震える!

2.5次元の誘惑(リリサ)

こんにちわ、歴史とラブコメ大好きいのまんです。

今回は、コスプレ漫画だけどめちゃめちゃジャンプ漫画をしている「2.5次元の誘惑(リリサ)」の6・7巻が素晴らしい展開になっているので感想を書いていきたいと思います。

スポンサーリンク

「2.5次元の誘惑(リリサ)」~作品詳細

作者:橋本悠

出版社:集英社

ジャンル:ラブコメ・青春・コスプレ

発行巻数:既刊7巻(2020年12月現在)

あらすじ

主人公の奥村は、家庭の事情によりリアルな女の子には全く興味のない神聖オタクであり、中でも「アシュフォード戦記」のリリエルに対しては類まれなる情熱を燃やしている。

そんな奥村の所属する漫画研究会に、ある一人の女の子が入部希望としてやってくる。
彼女は奥村に負けず劣らずのリリエル愛を見せたかと思うと、ハイクオリティなリリエルコスを見せて、奥村を初めとしたオタクたちを唸らせるパフォーマンスを見せていく事となる。

 
少年ジャンプ+ 人気漫画が読める雑誌アプリ

 

少年ジャンプ+ 人気漫画が読める雑誌アプリ
開発元:SHUEISHA Inc.
無料
posted withアプリーチ
スポンサーリンク

時代と共に変化する「友情」「努力」「勝利」

ジャンプ漫画といえば「友情」「努力」「勝利」ですが、コスプレ漫画の「2.5次元の誘惑(リリサ)」では形を変えながらもこの3つの条件を満たしてます!

「友情」を得るために「努力」をする

奥村の幼馴染で有名モデルのミカリとコスプレの合わせはしてましたが、ほかにも新人コスプレヤーランキング4位のクーリエコスのノノアとも仲良くなって一緒に撮影もする仲になったり、初心者だけどスタイル抜群のギャル・アリアとも仲良くなります。

ドラクエだと、戦士・僧侶・魔法使いがそろった感があります。
わかりやすく「友情」が揃いますが、そのワンステップでノノアが抱くのギャル・アリアに対しての違和感です。

引っ込み思案なノノアとは対照的なアリアは、美人で陽キャでおよそオタク文化とは無関係な属性の彼女がわざわざコスプレをしたい理由がノノアには見えません。

どうしてもコスプレをする理由が知りたいと問いただしますが、アリアは「私事で自分の事だから面白い話でもないし、何でもわかってもらおうとするのは図々しい考えだ」と話そうとしません。

しかしノノアは、「自分は少年漫画で育ってきたから本音をぶつかり合ってこそ信頼しあえる仲間になる!」と言うと、アリアは納得して自分の事を話しだします。
離婚して出ていった父親が漫画家でコスプレをして有名になれば自分の事に気が付いてもらえるかもしれないという、私情が元でコスプレをしているという事でした。

現代社会は、一つ言葉を間違えるとすぐに炎上騒ぎに発展してしまったりする時代なので、中々本音のトークをしても実際は奥歯に物が挟まったような本音ばかりになってしまいますよね。

ノノアにとってアリアがコスプレにこだわる理由・衣装制作をする理由を本心で聞きたかった、なぜそんな「努力」を行うのかという点ですね。
「努力」する理由を知らないと、本当の「友情」にたどり着けない人間関係もあるという事ですね。 

どっちの意見も大切ですが、時と場合によってはぶつかる事も必要であって、今回のような同じ目標に向かって進むに当たっては必要な衝突でした。

奥村とリリサの二人だけの話なら興味も薄れましたが、この二人の衝突が自分の中で購入意欲を高めてくれたきっかけとなりました。

「勝利」とは勝ち負けの事ではない

コスプレの勝ち負けって難しいですよね。
特に評価されるタイプの競技の勝負は難しいです。

僕は学生の時に、吹奏楽やってましたがコンクールでもそこそこ上のレベルまで行けばどこの団体も上手だから素人目からすれば全部金賞でしたからね
www

作中では、撮影の囲みの人数が増えていく事で勝敗を出していますがあくまでも感覚的なものに頼らざる負えないですね。

じゃあ彼女たちが本当に目指した「勝利」とは何かを考えてみると、自己満足なんじゃないかと思うんですよね。

自分たちが苦労して作った衣装を着て、大好きなキャラクターになり来た姿を満足した形で披露できている事が彼女たちの「勝利」、そしてジャンプ的にも敵に勝つではなく己に勝つという「勝利」を得ることによってジャンプ3大テーマを描き切っているのでは無いかと思います。

その副題で、アリアのお父さんの話がある事で物語をドラマチックに作る事も成功していますし。

4人で「劇場版リリエル外伝」に出てきた天使空挺隊を夏コミにやる!という目標を立てて実行!

目的は違うけれどみんな同じ方向に突き進んでいる感じは、歴代の王道スポーツ漫画「SLAM DUNK」や「アイシールド21」と何も変わらないのではないかと思われ・・・る。

……可愛い女の子たちが伝説の名作たちと変わらない熱血がほとばしっているシーンって、嘘みたいだけど熱いんです!

最後に

この作品、いつもはゴシック体で文字が書かれているんですが気合入った場面では明朝体に文字が変わるんですよね。
マジで卑怯ですwww

最後まで読んでいただきありがとうございました。したっけね!

2.5次元の誘惑 7
2.5次元の誘惑 7

2.5次元の誘惑 7

[著者]橋本悠

Renta!

コメント

タイトルとURLをコピーしました