「ましろのおと」14巻感想・ネタバレ~神木清流の過去は想像を絶する環境だった

ましろのおと

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、羅川真理茂先生の「ましろのおと」14巻の感想を書いていきます。

※最後にポイントを箇条書きしています。お急ぎの方はそちらをどうぞ。

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「ましろのおと」~作品詳細

作者:羅川真理茂

出版社:講談社

ジャンル:仕事・青春・音楽

前巻あらすじ

雪への手向けとトラウマからの脱却を図り、大河は13年ぶりに大会に出場することにした。

田沼総一も同大会に出場していて、万雷の拍手と歓声を浴びる演奏を披露。

大河は大会には向かないと言われた演奏だが、店で弾いているように観客を楽しませることに特化した演奏をした。

結果、制限時間オーバーながらも3位に入賞することが出来た。

逃げずに立ち向かったという姿勢を見せたかった大河の大会は、確実に雪に響くものがあった。

そして、弘前大会が始まる。

雪は大会先日に実家に帰り、若菜と話す。

「自分の音を出したら、じっちゃはいなくなってまるだろうか?」

若菜は「じっちゃの音は無くならない」、じっちゃが表面でも雪が表面に出ても音は変わらない。

雪は大会で、松吾郎と雪の融合した音を弾く。

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若菜が優しすぎてつらい!

弘前大会に出場する雪と競い合いたくないからと青森大会に出場する若菜ちゃん。

梶も青森大会に一人出場。

神木清流と田沼総一が、弘前大会に出るから青森大会の方に出たと噂されています。

大なり小なり、噂されるだけの奏者ではあるみたい。

弘前大会は曲弾きのみだが、青森大会は”唄付け”と”曲弾き”の総合点で競い合う。

若菜の演奏は溜めてる物を外へ外へ逃がす演奏で、兄として我慢していたものを開放できるのが三味線という手段なのかもしれません。

唄付けでも、癖の強い歌い手である成宮あや子さんの唄付けをするが気持ちよく歌いあげるような演奏をしますす。

我儘な雪には、顔も演奏も似ていない若菜。
若菜の父親が誰なのかが気になります。

若菜は、梶を抑えて青森大会初優勝を飾ります。

一方、弘前大会の女性の部では舞が出場して3位で終えます。
中途半端な成績だが、舞は神木流を継ぎたいと考えていました。

緒方洸輔の記憶と闇

弘前大会男子A級の順番となり、洸輔・総一・雪と三者三様で緊張感が高まる中で、異色なオーラを出しているのが洸輔です。

団体戦に出場していた梅園学園メンバーに声をかけられて「清流の三味線」を今は朱利が使用していると言っただけだが、

「そうゆう挨拶はめんどくさいからやめようね」

めちゃくちゃ感じ悪く言われます、本番直前だったからナーバスになっているのか?

洸輔は記憶が蘇ります。

洸輔の幼少の頃の家庭状況は父子家庭で、父親はサラリーマンをしている一見普通の家庭でした。
しかし、父親は洸輔に晩御飯の準備もしておらず、夜に電気をつけるのも許さない父親でした。

更に学校では汚いと馬鹿にされ、先生にも家庭環境を聞かれますが何もない大丈夫と答えるだけです。

緒方洸輔は幼少期、ネグレクトの家庭環境で育ったのでした。

そう考えると、洸輔が闇を抱えていそうな雰囲気や腹黒さもわかりますね。

近所のアパートに住んでいたおじさんが三味線のテープを持っていて、そのテープを聞くことで三味線の音を覚えるが、その部屋のおじさんは夜逃げしてしまいます。

その後、部屋にはカップルが引っ越してきてお姉さんは洸輔に良くしてくれて、部屋にある三味線を貸してくれることになりました。

その三味線で練習して、花見の場で弾くとお金をもらえたりしました。

一見自由にやっているように見える洸輔の幼少期ですが、来てる服はツンツルテンでサイズが合っていなくボロボロで、父親にご飯を与えられても納豆ご飯飲みだったりします。

ただ、ネグレクトの子供の特徴なんでしょう。
何も文句は言わず、むしろ子供が親に気を使っているような状況です。

しかし、とある日に洸輔を疎ましく思った彼氏の方が三味線を取り上げようとして洸輔が手放さなかったために首を絞められます。

間一髪お姉さんが帰ってきて事なきを得ます。
このカップルは彼氏が無職で家庭内暴力しているような彼氏で、お姉さんはしょっちゅう傷跡があるような状況でした。
しかし、今回の耕輔に暴力を振るった事に耐えかねて彼氏を刺してしまいます。

家に帰ると知らない人がいて父親のネグレクトが問題となり、父親と離れて住む事が決まりました。

洸輔の闇はこの時に育まれたもので、今まで隠して必要のない記憶と割り切っていた。

それなのに闇の部分が、溢れそうになっているのは「人を変える音」をもつ雪の三味線が洸輔の本来触れられたくない所に触れてしまったんでしょう。

人の心は綺麗なところばかりでは無いです。キラキラと輝くような記憶もあれば、ドロドロで思い出したくも無い記憶もあります。
洸輔は、雪の音で記憶の扉をあけられてしまったんでしょう。

無自覚に演奏していた雪の音はを聞いて、心が溢れないよう溢れないようにする洸輔の演奏が始まります。

最後に

緒方洸輔は、怖い人です。

けど、そうなるのって絶対的に理由があるんでしょう。
大河さんに「ここでいいの?」と言った言葉も悪気があっていったわけでなく、ここで習うだけで食べていけるの?という現実的な事でしょう。

怖い怖い神木清流の演奏が始まります。

最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!

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ましろのおと 14巻

ましろのおと 14巻

[著]羅川真里茂

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