「推しの子」10巻感想~アクアはあかねに別れを告げ、ルビーの魅力は失われていく

推しの子

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです

今回は、ヤンジャンで連載中の「推しの子」最新10巻の感想を書いていきます。

アニメ開始まであと少し。

推しの子はいろんなジャンルとして楽しめる作品で、転生物・芸能物そしてサスペンス。

自分は推しの子のサスペンス的要素を楽しんでいるのですが、白から黒に、黒から白に、退場した人物の再登場。
また面白くなってきた!

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「推しの子」~作品詳細

作者:原作・赤坂アカ
   作画・横槍メンゴ

出版社:集英社

ジャンル:転生・ミステリー

発行巻数:既刊10巻(2023年1月現在)

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「推しの子」~あらすじ

「これは どこまでお前の仕込みだ? ……いやどこからがお前の仕込みだ?」

ルビーがレポーターを務めるネットTVのバラエティ番組での“コスプレ特集”は、コスプレイヤーへの配慮が欠ける取材から“炎上”騒動に発展。“復讐”に燃えるルビーはこの騒動すらも利用し…!?

更に、アクアはアイ殺害の真相に迫る――。芸能界の光と闇を描く新章に突入する第10巻!!

MV撮影の為に訪れた神話の街・高千穂で、ルビーはアイを殺した犯人は2人組だった事を知る。
その内1人は、今ものうのうと生きてる事が許せず…自らの手で殺めると復讐を誓う。
そして、半年が過ぎ、各々の活動が大きく動き出す“第七章中堅編”始動!!

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「推しの子」~感想

魅力を失ったルビー

ルビー、本来の魅力が失われてませんか?
アクア化してしまい、天真爛漫、純真無垢なルビーはどこにもいません。

目的のためにはだれもかれも利用する、かつてのアクアと一緒になってしまいました。さみしい。。

元々管理人は嫌な人間で、他人の裏の部分を探ってしまうタイプなんですが、だからこそ自分が好きなキャラクターは裏表の無い人間だったりします。

別にそこに毒舌が混じっても、それは本人の本当の気持ちなのだから他人の悪口でも私に対しての悪口でも別段気にする人間ではありません。
一番嫌いなのは八方美人な二枚舌。

さて9巻から引き続き、コスプレ回。
コスプレイヤーを蔑み炎上した事をきっかけにルビーが企画を持ち込んでの深掘り、赤坂先生の大好きリサーチパターン。

番組での内容はさておいて、コスプレ回で面白かったのはアクアとルビーの掛け合いです。

ルビーがこの番組で行ったことは「今ガチ」でアクアがやった炎上を逆手にとってセルフプロデュースする方針。
あかねの炎上をきっかけに、出演者全員で力を合わせたフリをして、炎上して話題性のあるあかねとくっつくという全部自分の美味しい方向性に持っていくという形。

ただアクアとルビーの違い。

アクアは心理面まで描かれるけど、ルビーは心理面まで描かれていない。
読者としての主観はアクアであって、ルビーは「推しの子」の登場キャラクターでしかないという事。

「売れたいのなら将来のDになるADを味方につけろ」という助言では、”将を射るなら馬を射よ”ではなくて
”将を射るなら将出し抜き、将を射よ”という斜め上な方法まで取っています。

また今回炎上したコスプレイヤー・メイヤ。
ルビーにとっては最初から最後まで”コマ”でしかなかったという事なんですよね。

”口の軽い”人を選び、予想通りバズリ、その人をダシにして自分を売り出していく。

やっていることがアクアよりも残酷です。

アクアは自然的に起こった状況を逆手にとって自分をプロデュースしていましたがルビーはその事象を自分自身で起こしてしまっています。

ルビーは”ママ(アイ)も嘘つきだった”と言っていますが、アイの嘘は人を傷つけない嘘!
ルビーのやっていることは、被害者も加害者も自分が作り出している嘘!

嘘をつくなら、もっと上手につきやがれ!

腹黒さ全開の今のルビー、魅力皆無です。

まあ、これも赤坂先生のシナリオ通りなのだと思いますが。。

有馬かなはどこに行く?

ルビーの魅力が無くなったという中で、相も変わらずなのが有馬かな。

以前のルビーが純真無垢だったのなら、有馬かなは純粋無垢です。

業界の事なら何でも分かっていると言いながらも、業界に染まり切れていないからこそ自分を売り込むことができていないんですよね。

裏の顔を持つことができないんです。

だから一般人の管理人にとって有馬かなというキャラクターが魅力的に映るのですが。

アクアの一言でいくらでも輝ける乙女な子ですから、今はたっぷりと苦渋を舐めさせているだけだと思います。

頼みますよ!赤坂先生!

アクアの目に黒く光る星が戻る

決着したと思った、いや自分に思い込ませたアクアです。
ただ、抑え込んだ違和感は当たり前のように沸々と蘇るもの。

アクアが見つけたと思い込んだ父親は別人だったのは、改めて明かされなくてもわかっていたこと。

むしろその人物を特定したのが、アクアの切り札にしていたあかねだったという事が皮肉です。

目の中の星が消えた事で、アクアの復讐は終わったのかと思っていましたが、その後もあかねの盗聴器を取らなかったのって自分が感じている違和感をわかっていたからでしょ。

”もう、ここで本当に復讐は終わった”と思っているなら、アクアなら盗聴器を外すこともできているので。

アクア、君のするべき事は本当の父親への復讐ではない。
純真なルビーを取り戻すこと!

赤坂先生、二人を幸せな方向へと導いてあげて!

最後に

今のルビーは好きじゃないけど、行ってることはよくわかります。。
リーク=個人攻撃、自分の見栄を保つためのツールって言葉はしっくりきましたね。

自分が赤坂アカ先生を好きな理由は、何となく疑問や違和感を感じていた部分を言語化してくれる事だなって思っています。
メンゴ先生の絵ももちろん大好きです!

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!

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