スウォンが隠す緋の病、伝説の王の祖先として本来の目的を考察「暁のヨナ」

暁のヨナ

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、「暁のヨナ」にスウォンについて思った事を書いていきたいと思います。

かなり重大なネタバレになっているので気をつけてください。

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「暁のヨナ」~作品詳細

作者:草凪みずほ

ジャンル:ファンタジー

発行巻数:既刊34巻(2021年1月現在)

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スウォンとは?

スウォンは、高華王国の国王・イル王の実の兄であるユホンの息子。
イル王にとっては甥にあたり、主人公のヨナのいとこ。

金色の長髪で王家の証である紫色の瞳が特徴で、普段はニコニコとしており、おっとりとした性格の穏やかな青年に見えるが、冷静な目を持ち実際はかなり聡明な人物です。

幼少期からヨナとハクとは幼馴染の関係で、ヨナはスウォンに恋をして、ハクは主となる人物と決めていました。

だが、ヨナが16歳の誕生日に関係は一変します。

スウォンは国王・イルを暗殺、高華王国・国王の座へと就くこととなります。

スウォンの目的は?

イル陛下を暗殺して新たに国王の座に就いたスウォンですが、そうまでして国王の座に就く理由はなんだったのか?

父・ユホンの敵討ちなのか?

ただ、敵討ちと呼ぶにはその理由付けがあまりにも少なく弱いと思っています。

スウォンが父・ユホンを敬愛していた様子がない事から、敵討ちが目的だったとは考えにくいです。

スウォンの正体にも関連してくるが、ユホンがイル陛下に殺されたこと※は関係ないと考えられもします。(※むしろイル陛下がユホンを殺した可能性も低い)

って思っていましたが、34巻のイル陛下がユホンを殺害した事実が出てきています。正直、イル陛下の初期の性格上あまり納得いかない内容なので半信半疑となっています。

ただイル陛下に手を下したのがスウォンだという事実はまだ出てきていません。

国王を刺している影のみの描写です。

戦場のシーンも多く残酷なシーンもある本作で、影にした描写には何か意図があると考えられます。

むしろ、本来の目的が「富国強兵」だったのではないか?

歴史上反乱が起こる原因は、政治の腐敗と国力の弱体です。

イル政権下の高華国の実態はどうだったのか?

それを考えるにはまず高華国の統治スタイルから見ていきます。

高華国は空・火・水・地・風からなる、5つの土地を5つの部族に分割されて、それぞれの土地の部族長を擁立して国家運営している政治体系となっています。

ではこの統治スタイルでの成果はあったかというと、ヨナが高華国内を巡る旅で見えてくるものがあります。

イル政権下での部族長が自国に対してどのような状況下だったのか。

火の部族は、前部族長であるカン・スジン将軍が反乱を企てていた為に国力度外視の軍事力増強を図っていました。

火の部族では、軍事力増強の為本来最も働き手であるはずの若い男が兵隊にとられている事もあり、農地をろくに耕すこともできずに生産性が著しく低下している状況です。

自国の経済力をないがしろにして、カン・スジン将軍は自分こそが緋龍王の子孫という幻を部族の人たちに押し付けている愚かな将軍です。

地の部族に関しては、炭鉱経営で経済を回しているが現在ある鉱脈からは鉱石が取れなくなってきていて、新たな財源が必要だと言われていた。
しかし、地の部族長・グンテ将軍はその言葉に耳を貸さずに「戦が無くヒマだ」という始末です。

さらに地の部族・阿波国では、海を介して謎の薬が蔓延していてその事は役人もグルになっているので地の部族長まで耳に入る事はありません。

地の部族の人たちに愛されているグンテ将軍が、屋敷でゴロゴロしているせいで苦しむ民がいる事を理解できていない。

そして水の部族でも、この麻薬に関して被害が出ている状況なのだが、水の部族長・アン・ジュンギ将軍は静観を決め込んでいます。

実害が出ており、娘のアン・リリでも気が付いていたことを何もせずにいる愚行。
挙句の果てには、その娘に後始末を任せる始末。

空と風の部族の経済状況は詳細が書いてありませんが、空の部族の治める土地は空都を中心にしている事もあり、商業で成り立っていると考えられます。
空の部族の経済状況が全く分かりません。

この事から5つの部族の内、3部族は機能不全に陥っていると言っても過言では無いでしょう。

この将軍達で国内の政治を任せるのは無理です。

戦争終結から、10年は経過しているはずなのに現在も軍が主体で統治行為を行っている事が間違いです。
高華国が瓦解し始めている事は間違いなく、イル陛下では国政を任せられないと考えたという事でしょう。

ただ、政治的な話をしてもスウォンがイル陛下を暗殺するという事には理由が弱いです。

新たな新情報が無い限りはスウォンがイル陛下暗殺の真犯人だとは考えにくいと自分は思っています。

スウォンの正体

スウォンは高華国建設の祖・緋龍王の末裔です。

緋龍王と同じ赤い髪を持つヨナが緋龍王ではないのかと思う人もいると思うが、ヨナは緋龍王の生まれ変わりでした。

そう考えると四龍のヨナへの想いとスウォンへの想いが重なる事に繋がります。

イル陛下は緋龍王信仰の熱い方で、霊廟への祈りを欠かさずに行っていたとされています。
スウォンが緋龍王の末裔であるならば、イル陛下がスウォンを次期国王に据えなかった理由があるはずですが、今の所それがわかっておりません。

緋龍王の末裔は、緋の病という一族のみが発症する病気にかかる事があり短命な一族です。

自分が短命に終わるとわかっているからこそ、自分の手を汚してでも「富国強兵」を志して強くて平和な国をめざそうとしているのかもしれません。

最後に

始まり当初から腹の底が見えないスウォンは、緋龍王の血を受け継いだ子孫だったんですね。

このことは単行本33・34巻に書かれているので読んでみてください。

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!
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