こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。
今回は、くずしろ先生がコミックDAYSで連載中の「笑顔のたえない職場です。」を読んだ感想を書いていきます。
「兄の嫁と暮らしてます。」もくずしろ先生で面白いです。
くずしろ先生、連載5本も持っているなんてファンにとって神のような作家さんです。
「笑顔のたえない職場です。」～作品詳細
作者：くずしろ
出版社：講談社
ジャンル：日常・コメディ
発行巻数：既刊2巻（2021年1月現在）
あらすじ
25歳・新人漫画家の双見奈々はかなりの心配性、担当の佐藤さんに嫌われてしまうのではないかとあらぬ考えを巡らせてしまいます。
な心配症の双見先生を支えるのが（つっこむ）、アシスタントの間瑞希・はーさん。
そして双見さんの担当・佐藤楓は、一見できるOLさんだが恥ずかしがり屋で褒めるのが苦手。
そんな彼女たちが、お互いに支えあいながら仕事を進めていく漫画制作コメディ。
双見先生の周りの方々
主人公の双見先生はツインテールで小柄で可愛らしい見た目の通り、性格がやたらと心配性です。
ネガティブあるあるの不安になると全てがNGワードになって思考が堂々巡りになる、典型的なネガティブ女子なんです。
初回なんて、深夜2時頃にネームが上がったから担当の佐藤さんにネームを見てもらおうとしますが、深夜2時は彼氏さんとお楽しみの最中かもしれないからと言ってFAXするのをためらいます。
双見先生の妄想の中では、「大人な関係」の方と「大人の楽しみ」をしている妄想が広がっているので、読んでてどんな人物なのかと想像しましたがいたって普通の担当さんです。
双見先生の想像力が逞しすぎる。
けどツッコミ満載のネガティブ漫画家を支えるのが、今時ギャル風のはーさん。
20歳で年下にも関わらず双見先生にタメ口で話す生意気なこと言う印象ですが、双見先生の突拍子も無い妄想を的確に突っ込んでいくその様子に関係性の良さを見出します。
タメ口で話している理由は、はーさんのお姉さんが双見先生の同級生で友達だったという事です。
絵も上手で機転も利くはーさんなのに、漫画家としてデビューしないエピソードを読むとさらに好感度が上がってしまいます。
もう君たち結婚しろ！的な。
もう一人、双見先生を支えるのが雑誌編集者の佐藤さん。
双見先生の妄想の中で、立ち〇ックしていた佐藤さん。
長身でクール系美人な佐藤さん。
ネックは、意外とシャイで褒めるのが下手くそなところ笑
双見先生を褒めようとするけど、恥ずかしくて言えないうちに忘れてしまう。
結局、漫画の内容が良かったのかが伝わらない時がある。
双見先生悶える。
佐藤さん、褒めてあげて！！笑
お仕事コメディだけどシリアス面が秀逸
普段はネームができないだの、やる気が出ないだの、褒めるタイミングがわからないだのといったコメディ要素多いですが、漫画家・アシスタントや編集者といった独特な職業だけあって、独特な悩みも出してきます。
はーさんが漫画家ではなくアシスタントをしているエピソード。
双見先生の前担当との確執。
佐藤さんが苦手な同期との距離感。
大小問題はあるけれども、自分の考えを持ってぶつかり解決へと導いています。
もちろん、物語なので綺麗すぎる解決だとは思いますが、どんな形でも解決できている事が大事なので各エピソードが、各キャラクターを好きになってしまうので、くずしろ先生はショートストーリーでのキャラクターの深堀が非常に上手な方です。
くずしろ先生本人のことなのか？！
漫画家を題材にした作品で、結構リアリティがあるのでくずしろ先生本人の事なのかなって思っていましたが違うみたいです。
けど自分の実体験を元にして描かれたことも多いらしく、「脱稿ハイ」や「単行本発売前ウツ」はくずしろ先生の実体験のようです。
あと「永世乙女の戦い方」の取材した経験も描かれています。
自分の事は参考にはしたけれど、あくまでも経験談を作品に落とし込んだという事ですね。
また、新刊発売時の書店巡りもくずしろ先生の実体験を元にしたみたいです。
自分も元書店員でしたのでわかりますが、作家先生が来たらその本への愛着度がまるっきり変わってきますから。
そのセッティングをするのは編集者のお仕事で、担当の佐藤さんが会社の営業の方と動いています。
出版社にも営業がある事を知ってもらえる良いチャンスですね。
最後に
こうゆうお仕事系の漫画は、もっといろんなジャンルがあっていいと思っています。
子供の時に憧れたけれども、イマイチイメージが湧かないしどんな内容の仕事があるかもわからないって事があると思うので。
話変わるけど、くずしろ先生の絵が可愛くて好きだ。
札幌来ないかな・・・
したっけね、最後まで読んでいただきありがとうございました。
[著]くずしろ
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