打ち切りか?あっけなく終わった女・上杉謙信物語「雪花の虎」最終巻10巻感想・結末~

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こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、ようやく「雪花の虎」の最終巻を読んだのでその感想を書いていこうと思います。

全10巻ですが、最後は収集のつけ方がわからなくなったのかなって思わされる10巻でしたね。

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「雪花の虎」~作品詳細

作者:東村アキコ

出版社:小学館(ビックコミックスピリッツ)

ジャンル:歴史

発行巻数:全10巻完結

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女版上杉謙信の物語があっけなく完結

室町時代末期・戦国時代の有名な武将である上杉謙信、女性説をひも解いていく歴史漫画です。

作者の東村アキコ先生は、コメディ色の強い女性漫画を描く方ですがストーリーの構成力はさすが何年も描き続けている作家さんなのが伺えて、仙谷の乱世を女性大名として生き抜く力強さが描かれていておもしろかったです。

ただ、10巻は第四次川中島の戦いで物語の大筋のストーリーを締めますが、戦闘シーンを無理やり書く必要は無かったですよね。

上杉謙信と言えば、武田信玄との川中島の戦いを描かなかったら何を書くんだ!と思われそうですが、東村先生は歴史漫画家ではないし、動きの大きい漫画はあまり書いてこなかった事から戦闘シーンは盛り上がらないんです。

最終巻で川中島を持ってくるよりも、合戦のシーンは描かずに政争関係を女性ならではの解釈でもっと書いてほしかったですね。

合戦なら、男性の歴史漫画家が描くと思いますし東村先生が女性版上杉謙信を出した時点で今後は描くのが難しくなりますし。

そして、元々解説シーンが多い本作ですが最終巻は特に解説シーンが長くて正直わかりにくいと感じました。

今まではマニア向けと素人向けで上下に分けて書いていましたが、最終巻はそれも無くただただ羅列されているのは残念。

東村先生自体が自分の中に落とし込めなかったのかな?って感じられますね。

史実にある行動の中で、フィクションや妄想の部分を書き足していたところは面白くて、女性説を立証する説もしっくり来ていたので、「面白い歴史漫画教えて」と言われたら、この漫画を進めるくらいに読みやすかったと思います。

中盤までは本当に面白いと思いましたが、合戦が中心になってくるにつれてトーンダウンしてしまった事はもったいなかったかなって思ってしまいました。

最後に

東村先生の作品は読みやすくていいんですが、深堀が中々されないのでもっと知りたかったら自分で調べるしかないですね。

いのまん自身は上杉謙信と言えば手取川の戦いくらいしか知らなかったので、楽しく読ませてもらいました。

監修をお付けしても中々に歴史物の漫画は難しいとは思いますが、今度は時代物のフィクションとか読んでみたいですね。
風魔小太郎とか。

短かったですが、最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!

雪花の虎 10

雪花の虎 10

[著]東村アキコ

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