「明日、私は誰かのカノジョ」感想・ネタバレ~自分を傷つけてまで得られるものがあるとは思えない

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こんにちは、歴史と漫画が大好きないのまんです。

今回は、裏少年サンデーで連載中の「明日、私は誰かのカノジョ」の感想書いていきます。

恋愛系ではなかったです。

一人の人間的に、女性という性別的に、コンプレックスや劣等感を抱えながら社会の中で生きていく事を描いている作品です!

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「明日、私は誰かのカノジョ」~作品詳細

著者:をのひなお

出版社:小学館(サイコミ・裏少年サンデーコミックス)

ジャンル:恋愛、ヒューマンドラマ

発行巻数:既刊4巻(2020年11月現在)

あらすじ

彼女代行サービスというアルバイトで生計を立てている女子大生の白井雪。

偽の彼女として様々なお客の要望に応えていく雪だが、過去に事故にあい顔には大きな火傷の痕が。

そんな客の一人である辻壮太は友人に彼女ができたと嘘をついたため、雪に彼女の代行を依頼してきます。

ビジネスで彼女役を演じるヒロインと、そんな彼女に惹かれていく男性たちの様子。

他にも、心の寂しさを埋めるために自分の体を安売りする女性や、整形を繰り返すことによって悪質なお金の稼ぎ方をする女性など

雪を中心に描かれた女性たちの心の闇を描いていく目が離せません。

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本音を隠しながら生活をする彼女たち

本音を隠しているといっても悪い意味だけではありません。何でも話すことが相手にとって100%誠実であるとも言えません。

その人を本気で思うなら強く問いただす必要も無いし、言わなくていい事もあります。

「誰か」に合わせたメイクをして自分じゃない自分を装い、相手が求める都合の良い女を演じている雪は仕事として行ってます。

「誰か」に合わせても自分をもつ強さ、ブレない芯の強さが雪の魅力です。
が反面、過去のトラウマから人を信じなられないという面もあります。

そんな雪は、大学で唯一の友人であるリナに対して「彼女代行サービス」で働いている事を話していません。
まあ、言う必要はないと思いますし。

そして、リナも雪にはパパ活でお金を稼いでいる事は言っていません。
男性と会ってはいるが、性行為はしていないと言い張っています。

お互いに[友人だけど肝心なことは言わずにいる]関係で、何となく一緒にいるのかなって思っていました。

リナは、雪と違って寂しくて誰かに構ってもらえないといられない危なっかしいタイプ。
パパ活やナンパなどの出会いで自分を安売りしては心をすり減らしていくリナだが、その事は雪に言ってません。

また、雪と同じ「彼女代行サービス」で働く彩は、35歳の年齢を23歳と偽って働く整形中毒の女性で、彼氏に対しても本当の年齢や整形している事を隠しています。

けど、この彩に関しては元々があまり容姿が良くなかったという事でメイクをすることで自分を変えていけた事からエスカレートしていった事で本当の自分を失っていったように見えられます。

誰もが、本音の一歩手前で生活している事が伺えます。

恋愛ではなく、恋愛以前の段階

物語では、愛情をもらったことがない雪が疑似恋愛を請け負うサービスを演じてお金を稼いだり、愛情に飢えてるために自分を安売りしてしまうリナや、自分の容姿が気になって仕方がない彩の心の内が語られています。

個々に特定の男性との描写があり、もしかしたらうまくいくかもしれないとありますが、本心隠したままの彼女たちの姿と、葛藤しながらも自分をさらけ出していくシーンにはもどかしさを感じます。

特にリナ。

リナに関して、パパ活自体は別に気にはしませんが「寂しさ」を埋めるために行為を行う事に対して全く共感できないですね。
男性に依存しているに過ぎないリナは、結局自傷行為と同じですね。

心の穴が空いているのかという描写をもっと出してほしいですね、理由がわからないから全然納得できない。

これ以上恋愛をしてもリナの心は満たされないでしょう?
おそらく、リナの答えは雪との関係性(同性との関係性)がカギになってくるとは思いますが、今の所何も解決されていないので心配になってしまいます。

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明日、私は誰かのカノジョ 1巻|「一週間に一回、私は【誰か】の彼女になる」 彼女代行として日々お金を稼ぐ女子大生と彼女に魅せられた男達の、恋愛のリアルを描くビターラブストーリー。第1巻は主人公の雪を偽の彼女としてレンタルした若きサラリーマン、壮太と雪の歪な恋愛模様を描く。あくまで客と彼らの理想の女を演じる代行彼女…二人...

整形したことで得た自信

雪と同じ「彼女代行サービス」で働く彩は、整形依存です。

35歳の彩は、店には25歳と年を偽って働き、お客さんからは正規の金額以外からもお金を借りたりして整形するためのお金を稼いでいます。

一度整形をしたら、一か所では満足できずに何か所も弄らなくてはいけない。そしてメンテナンスも必要となってきます。

彩は、”綺麗”を保つために”整形”を繰り返している。

初め、彩が出てきたときはめちゃくちゃ嫌いでした。
傲慢で高飛車なのは別に構わないんですけど、いらない嘘をついたりお金に汚い所はすごく嫌い。

けど彩の行動理念や信念を知るうちに印象が変わりました。
彩は整形する前に受けた外見に対しての劣等感をもう味わいたくない!っていう気持ちが一番です。
そのためにどんな方法を使っても理想の自分に近づけたいという考え方をもっているため、美容に関しては自分にも他人にもかなり厳しいです。

作中に出てくる、痩せて綺麗になりたいと言っている割にその努力がみえない女性に対して、かなり辛辣な事を言ったり、マイク初心者の男性にも理想と現実がみえていないと、かなり辛口な事を言っているけれど、それだけ意識を高く持っている為のセリフだと思います。

その事がわかり始めた時には、かなり共感できるキャラクターでした。

最後に

最後に

たぶん、こうゆう人達もいるという実話を脚色して書かれているのかなって思うんですよね、それ程にリアリティがあって、正直胸糞悪い気持ちにもなりました。

コンプレックスって他人にはわからなく本人だけが気にしているって事が多いと思います。
ただ、その事に対して大げさに同情してほしいわけでも傷口に触れるように扱ってほしいわけでも無いです。

繊細で面倒な部分なんですけど、雪が自分の痣の事を友達のリナや同じ仕事をしていた彩に打ち明けた時の相手の反応の描き方の違いで、自分はこの作品が面白いと言えました。

ちなみにいのまんは「整形有り派」です。自分も眼瞼下垂症で瞼弄っていますんで!

じゃあ、したっけね。

明日、私は誰かのカノジョ 1
明日、私は誰かのカノジョ 1

明日、私は誰かのカノジョ 1

[著]をのひなお

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