こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。
今回は世界名作劇場「レ・ミゼラブル 少女コゼット」を見ている感想です。
今回はコゼットの恋人・夫となるマリウスについてです。
まあこの青年がイラだちます!
ミュージカル界では三大へタレ男ととして、『オペラ座の怪人』のラウル、『ミス・サイゴン』のクリス、そして『レ・ミゼラブル』のマリウスの名前があげられるみたいですね。
マリウスにイライラして視聴してて飛ばしたところもあるくらいですから笑
世界名作劇場「レ・ミゼラブル 少女コゼット」に登場したマリユス・ポンメルシーについての事なります。
脚本上原作とは一部相違もありますが、あくまでもアニメに登場したマリウスとなっています。
「レ・ミゼラブル 少女コゼット」~作品詳細
作者:ヴィクトル・ユーゴー
アニメ制作:日本アニメーション
監督:桜井弘明
脚本:金春智子
「レ・ミゼラブル 少女コゼット」~あらすじ
フォンティーヌ・コゼット親子は仕事を求めて旅をするが、子持ちのフォンティーヌは仕事を探すことが困難だった。
フォンティーヌはテナルディア夫婦にコゼットを預けて、ジャン・ヴァルジャンが経営するガラス工場に出稼ぎに出て、お金を溜めてからコゼットを呼び戻そうとするのだった。
一方、若い頃罪を犯したジャン・ヴァルジャン。
出獄した時、すでに46歳となったヴァルジャンは長い監獄生活のなかで人間社会に対する憎悪の塊となってしまっていたが、ミリエル司教の情愛により改心する。
モントルイユ=シュル=メールと言う街で名前を変えて成功を納めて、常にミリエル司教の説く「正しい人」であろうと努め、様々な人たちから人望を集める。
しかし、モントルイユ=シュル=メールに新しく赴任した警部は徒刑囚時代の監視人・ジャヴェールだった。
世界名作劇場版では子供だったコゼットはジャンヴァルジャンに助けられ、美しく健気に育っていく。
が、彼らの運命が数奇に重なり合ていく。
弁護士の卵マリウス
母を亡くして祖父ジルノルマンに育てられたマリウスですが、思想の違いから祖父と対立して家を飛び出します。
昔ながらの政治を信奉する王党派のジルノルマンに対して、新たな指導者・ナポレオンを支持するマリウスの間に政治的な確執があって家が出て行ってます。
若い頃ですし、革命・暴動がある時代背景でもあるのでこの点に関してはマリウスの行動はかなり好きです。
そして古びれたゴルドー屋敷に移り住んで弁護士の資格を取得するために貧乏ながらも努力をする姿勢がとても尊敬できます。
ただABCの友に入った事、そしてコゼットの出会い辺りからおかしな方向になっていくんですよね。。
ユリウスはストーカーではない!
コゼットとの出会いはリュクサンブール公園。
徐々に惹かれていったユリウスは何度もコゼットに話しかけようとしては、恥ずかしくて声をかけれずにいます。
毎回父親連れの娘さんで、尚且つ携帯も無い時代。
とりあえず知り合いになろうとするも声をかけれずに右往左往している気持ちはもどかしくもありますが、よくわかります。
ストーカーチックに感じられるかもしれませんが、毎日会える学校や職場といった環境でない限り公園に来る時間を把握して声をかけようとすることは別段珍しい事ではありませんからね。
まあさっさと声をかけろ!!って何度も思いましたが笑
ただ住まいを特定して近所の住民から情報を得るのだけは感心しなかったです。
その為に二人が引っ越しせざるおえない環境を作ったのはユリウスだからね!反省してほしい!笑
ジャンバルジャンを助けない
一番イラっと来たシーンは、パトロン=ミネットに捕まったジャン・バルジャンをいつまでも助けなかったシーン!
ユリウスは父の遺言に従って、ワーテルローの戦いで父の命を救った男・テナルディエを探してました。
ある日、ゴルボー屋敷の隣人・ジョンドレットがパトロン=ミネットという犯罪集団の一味で、コゼットの父・ジャン・バルジャンを自宅監禁・金銭の強奪を目論んでいる事を知ります。
警察に相談して、警察からはパトロン=ミネットが集まったら合図するという単純な計画。
しかし一味が集まると会話の流れから、隣人・ジョンドレットは父の恩人・テナルディエだと判明します。
死んだ父に代わり、テナルディエに恩を返そうと誓っていたのはわかりますが、依ユリウスはジャン・バルジャンが拘束されてどんなピンチの状態になっても警察に送る合図をしないんです!
いくら父の恩人だからといっても、現在やっている事は犯罪行為なんです!
ウダウダと悩んでいる暇があったら自分の想い人の父親を助け出して、テナルディエを監獄から助け出す方向性で進めなよ!!って気持ちになります。
弁護士の資格を取ろうとしているのなら、それくらい頭廻せよおぼっちゃま!って思いましたね。
女性に対して初心なのは嫌いじゃないけど、犯罪行為に対して自分の恩人が関わっているから行動できないという点はいら立ちが募りましたね。
このシーンは2話跨いでやっていたので、イライラしすぎて若干飛ばしてしまったくらいです笑
祖父の結婚の許しを得るのに諦めが早すぎる
ジャン・バルジャンは6月暴動がおこる直前にパリからイギリスに渡ろうと決意します。
コゼットと別れたくないユリウスは祖父・ジルノルマンの元に行き、コゼットとの結婚の許可を貰いに伺い立てます。
がしかし、断られて感情的になってモノの数分で家を後にします。
当時のフランスでは25歳以下の結婚には保護者の承諾が必要でした。
コゼットとの事を考えるともうちょっと粘らなきゃダメでしょ!
日本の土下座のようなシステムはフランスには無いけど、説明と誠意を伝えないと家出した孫の気持ちなんてわからないじゃないですか!
ジルノルマンは頑固爺に見えますが、最も悪いのは説明と誠意の欠けたユリウスです!
エポニーヌの気持ちに気が付かない!
ラブコメにありがちな主人公の鈍感さの原点はマリウスじゃないかってくらいの鈍感さ!
テナルディエの娘・エポニーヌの気持ちに気がつかない鈍感さ。
まあコゼットに対する初心さ加減を考えれば、女性に対して器用な立ち回りができないのは分かりますが、なんというか一言でひどい男です。
エポニーヌの親は小悪党ですが、エポニーヌは10代中盤の貧乏になってしまった普通の女の子です。
親の悪事の手伝いを”させられている”だけであって、本人は悪い事だと気が付いていて辞めたいとはっきりと言っています。
そんなエポニーヌが恋した相手が隣人だったマリウス。
マリウスの恋の相手がコゼットと知る前まではユリウスの恋の手助けをしたりして、つかず離れずで献身的に相談相手になったりしています。
そんなエポニーヌに対してユリウスはおんぶにだっこの状態なんですよね。
少しくらい気持ちに気が付いてやれよ!
僕にどうしてここまで気遣ってくれるんだい?とかあってもいいじゃないか!
エポニーヌはユリウスの恋の相手がコゼットと知ってからはサポートせずに影で見ているだけになります。
最終的にはユリウスを銃弾から庇いコゼットの手紙を渡してこう言います。
「私が死んだら、額にキスするって約束して…私には、それが分かるから。」
健気!エポニーヌが健気で可愛くて尊すぎる!!!
ユリウス、あんたは本当に人の心に関しては甲斐性無しだよ。
納得したユリウスのヘタレっぷり
ここまでヘタレっぷりを書いてきましたが、ユリウス・ポンメルシーのモデルを知ると納得しました。
ユリウスのモデルは作者ヴィクトル・ユーゴー本人だったんですね。
自分をモデルにするならカッコよく描きそうなものですが、このヘタレっぷりが逆にとてもリアリティを感じさせます。
カッコよく描かない事が作品内の登場人物としてリアリティを演出できているのだと思いました
自分がモデルの登場人物をありのままに描き切ったユリウス・ポンメルシー、イラだちも多いですが必要なキャラでした!
最後に
原作だとジャン・バルジャンとコゼットを疎遠にしたりしてしまうんですね。
アニメ版ではここら辺マイルドに描かれていました。
知れば知るほど原作のユリウスも気になりました!
ではでは最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!
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