小説版「鬼人幻燈抄 : 3 江戸編 残雪酔夢」感想~切ない切ない3作目

小説

こんにちは、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、小説版「鬼人幻燈抄 江戸偏 残雪酔夢」を読んだ感想を書いていきます。

こちらは鬼人幻燈抄シリーズの3作目にあたります。

かつての想い人を奪われて自分は鬼へと変化してしまい、鬼神となってしまった妹を止めるために170年後の時を鬼退治をして修行している甚夜。

剣劇アクション+ミステリー要素を含む作品となっていて、けっこう切ないお話が出てきますが今回は特に切なかった!

かなり重大なネタバレが含まれていますので、もし読んでいない方は作品読了後によろしければ再来訪してください!

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「鬼人幻燈抄 江戸偏 残雪酔夢」~作品詳細

作者:中西モトオ

出版社:双葉社

ジャンル:和風ファンタジー

発行巻数」既刊8巻(2021年10月現在)

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「鬼人幻燈抄 江戸編 残雪酔夢」~あらすじ

安政三年(1856年)の冬、江戸の町では銘酒「ゆきのなごり」が大流行していた。

相変わらず鬼退治の仕事をし続けていた甚夜は、この酒をめぐる事件に巻き込まれてしまう。
そして、その渦中、16年間行方知れずだった妹の影を発見するのだが……。

号泣必至と絶賛の嵐だったWEB小説シリーズ第三弾! 
武士と夜鷹の恋物語、鬼の噂を追っている付喪神を使う男の登場、消えない過去との対峙――

「鬼人幻燈抄 江戸編 残雪酔夢」~感想

「幸福の庭」からではあるが、甚夜の生家である須賀屋の娘・奈津が甚夜行きつけの蕎麦屋・嘉兵衛に入り浸っております。

蕎麦屋・嘉兵衛には、武家である三浦直次、須賀屋の娘・奈津、須賀屋の手代・善二、そして嘉兵衛の主人の娘でおにでもあるおふうと、常連が集まり甚夜とも関りが多くなっていました。

年を取らない甚夜にとって、葛野を出てから初めてできた友人でしょうね。

鬼であるはずのおふうと奈津が女性二人で仲良くお祭り行くシーンは純粋に楽しいです!

甚夜を見る奈津は、甚夜に兄の面影を求める敬愛さなのか、それとも純粋に恋心として見ているのか。
少女の淡い恋心も今回は見ものとなっていました!

人とのかかわりを避けていたはずですが、「幸福の庭」で出てきた鬼の茂助との交流が甚夜を変えていっているのでしょうね。

復讐が最終的な目標の為、内容的にも甚夜の性格的にも暗くなってしまうのですが、友人や常連の人物が出ることによって「幸福の庭」よりも若干明るくなったかなと思える「残雪酔夢」。

と思っていたのですが、本当に裏切られました。

鬼へと変わる酒

※これ以降は重大なネタバレが含まれますのでご了承の上お読みください。

あらすじにもある”ゆきのなごり”というお酒ですが、このお酒は初めは辛くて飲めたものではないが慣れていくと極上の味へと変化していく江戸で大流行りのお酒でした。

須賀屋の手代である善二が、番頭に出世を祝う会で須賀屋の主人・重蔵も美味いと言っていたゆきのなごりを善二自ら購入して飲んだところ、善二・直次は辛くて飲めたモノじゃないと口を揃えて行っていました。

ただ一人甚夜だけは、薄くて酒の味がしない、ただ懐かしいように感じる酒だと言っています。

”ゆきのなごり”は居酒屋でも人気があり、中毒性があるかの如く昼間からでも”ゆきのなごり”を求めています。

始めはお酒に中毒性のある物を混ぜているのかとも思いましたが、鬼の所業としてはめんどくさい事をしすぎかとも思いましたが。。

”ゆきのなごり”は「人を鬼へと変化させる酒」でした。

しかも売っているのは人間で、過去にその家から鬼が出てた言って甚夜が討伐したことがあったがその鬼は”ゆきのなごり”を飲んで鬼化した子供でした。

酒屋の主人はそのお酒が「鬼になる酒」とわかっていたにも関わらずに、利益ばかりを追い求めてお酒を売り続けています。

人間、害があるとわかっているのに利益のためには犠牲にしていいと思っている事ってありますよね。

タバコとか、絶対に悪害しかないのに国は販売するのを辞めませんよね。じわじわと税金だけを上げて税収だけはしっかりと取っていく様、日本政府とこの酒屋の主人がやっている事は何にも変わらないですね。

そして、美味い美味い言って飲んでいたのは須賀屋の主人・重蔵。

重蔵は娘・奈津に手酌をしてもらいながら飲んでいると突然鬼へと変化。
酒の秘密に気が付いた甚夜は、須賀屋に急行して鬼となった重蔵に襲われそうになっている奈津を助けるために自分も鬼化して鬼となった重蔵を討伐します。

甚夜は仲良くしていた奈津の父親を、自分は鬼と化した姿をさらして、奈津の目の前で〇します。
奈津にとっては甚夜は、淡い恋心を持った人物であったがこの瞬間から親○しの人物に変わります。

しかも、誰も知りはしないが自分の父親を手にかけてしまったという事。

助けられた奈津は助けられたことは理解できるけど自分の親を目の前で消された事に対して非難する事も出来ず、甚夜を避ける事しかできませんでした。

恋している相手に親を消されて、しかも甚夜が悪いとは言えない状況、ただ鬼であることを隠していた事のショック、重なりまくって感情の螺旋へのとは言ってしまいましたね。

そして未だに問題はお酒がどうやって造られたか!?

それは”ゆきのなごり”を売っていた酒屋が、金髪の女性からお酒の湧き出る泉を紹介してもらったとの事。

この金髪の女性、甚夜の妹で鬼神へと変わった鈴音でした。その事は甚夜はすぐに気が付いた様子。

そしてお酒を造る手法は、”非業の死を遂げた骸”を泉に漬けておく事です。

鬼に変わる酒は、鬼を討つ者を率先して襲ってきていましたが、それは甚夜に自分という存在を見つけて欲しいから。

その泉に漬かっている骸は首の無い幼馴染・白雪の亡骸でした。

元々、先を予想しながら読むタイプの人間では無いのですが、全く想像してない出来事でした!

”ゆきのなごり”は2年前から売り出されたという事は、白雪の亡骸は15年近くどこかに保存されていたという事ですよね。

どんな形でも想い人にもう一度会えたことを、表紙の絵では描かれていますがただただ感動できるってシーンでは無いですよね。。

しかも、泉に白雪の亡骸をいれて”鬼へと変わる酒”を造ったのは鈴音であるという事は、実の父親である重蔵を間接的に〇したとも言えますよね!

これは、自分が同じ立場だったら正気を保てないレベルの出来事だと思いますね。

最後に

ラストはやられました。
3重の意味で切ない思いをさせられてしまいました。

こうゆう話が描けるのであれば、鬼の異能”同化”なんていう設定いらなかったんじゃないかと思います。

けど異能があるからこそ映像化に迫力が出るともいえるのですが。

「残雪酔夢」面白かった!!

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
したっけね!

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