「薫る花は凛と咲く」4巻感想~笑ってほしい、その正直な気持ちに父は燃える

漫画 

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、マガポケで連載中の「薫る花は凛と咲く」4巻感想です。

和栗薫子と紬凛太朗、二人だけの話でも十分なのに凛太朗の両親の話が出てきたらもう泣きそうになりました。

開始早々に一度本を閉じてしまいました。
これからはずっと親目線で読んでしまいますね。

とにかく凛太郎が純情でめっちゃ可愛い!

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「薫る花は凛と咲く」~作品詳細

作者:三香見サカ

出版社:講談社

ジャンル:青春

発行巻数:既刊4巻(2022年9月現在)

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「薫る花は凛と咲く」~あらすじ

お嬢様校・桔梗女子に通う和栗薫子と出会った、底辺男子校・千鳥高校の紬 凛太郎。

隣接する二校の溝の深さに悩む凛太郎だったが、ついに千鳥の友人たちに薫子と昴を紹介する。

そして、この日を境に良い関係を築き始め、凛太郎も周りの人たちへとより心を開くようになってゆく。

自宅で自身の過去を打ち明け、絆は深まり、母の想いが揺れる中、仲間たちと過ごす、青春の夏が始まる───!!

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「薫る花は凛と咲く」~感想

母の想いが痛いほど伝わる

凛太朗の成長を見てきて、凛太朗が友人を家に連れてきた事が母・杏子にとって一番うれしい瞬間でしたでしょうね。

3巻の最期に宇佐美が「俺なら凛太朗と友達になる」と言ってくれましたが、そのようなセリフが出る位に凛太朗の小学校時代には友人がいませんでした。

そんな息子・凛太朗の口から

「もう全部諦めるよ」

なんて苦笑いをしながら告げられた母親はどうゆう気持ちでしょう。
どんな時でも凛太朗の味方だと伝える事と、空っぽの宙に怒りをぶつける位しかできることは無かったんじゃないでしょうか?
そして、自分の息子に対して申し訳ない気持ちになるんじゃないだろうか?

息子に寄り添うために、本人がいずれしたいと言った”金髪+ピアス”にすることで口だけではなく、行動から「好きな事をしなさい」と言っています。

だから凛太郎の内面、外見じゃない本当の凛太郎を見つけてくれた事に涙ぐむ姿に子を持つ親として将来の自分を重ねてしまう気持ちになってしまいました。

そして未登場の父親も出てきました。
母・杏子曰く、ケーキオタクのパティシエで常に寝不足。
友人を家に連れてきたときにケーキを作ってくれた優しい父親です。

そんな父に凛太郎が和栗さんの誕生日用にケーキの作り方を教えてもらおうとすると

「どんな事を伝えたい?」
「なんでもいい、大切なことは何だ?」

という問いかけにたいして凛太朗は

「喜んで笑ってほしい」

ここのやり取りがめっちゃいい!
別に他の作品でも親子のこういったやり取りが無かったわけじゃないんですよ、それでも息子の願いを父親は突き放さずに受け止めて、その上で試練を与えるのがいい。

凛太郎、純情でめっちゃ可愛いです!
自分の息子もこんな風に育って欲しいと願います!

実際付き合うってわかんないよね

和栗さんと付き合ってるの?
バカでドストレートな宇佐美の質問に対して、大いに悩む凛太朗。

この事を依田に相談してます。
”付き合うというのがよくわからない”

けっこう多いと思います”付き合う”という意味が分からない人って。
漠然と言葉だけが先行していて、好き同士なら付き合う事が当たり前って概念になってしまっていると思うんですよね。

自分も実際高校・大学でもよくわからなかったです。
普通に話す女子はいたし、今思えば高校時代に付き合う機会もあったけど、付き合う事で下心しかない自分がイヤで付き合わなかったりしましたので。

特に”告白→付き合う”という関係性って日本を含めた一部の国のみらしいです。
海外ではもっと自然にデートを重ねたりしたうえで、「友達に自分を恋人として紹介するとき」なのだそうです。

”告白”というハードルを経て、互いの関係性が壊れてしまうリスクを犯すよりも友達以上恋人未満の関係の方が良い場合もあります。

今回の凛太朗の悩みとは違いますが、凛太朗の”付き合う”という事がわからないという事の理由の一つにはなるのかなって思います。

まあそんな小難しい事よりも、1・2巻では友人に対して”相談”なんて持ち掛けなかった凛太朗が依田に相談している場面。
凛太郎の良い感情を友人達も拾ってくれてるのが見てて気持ちがいいですね。

ここでも親目線になってしまいます!

薫子と昴は大丈夫

心配性の管理人、桔梗に通う薫子と昴の身だけが心配です。

千鳥憎しは教師達の洗脳のような状況となっているのが少しづつ見えてきました。
ただ桔梗の学生達は案外羨ましいという感情と言ったりしています。

いつか凛太朗と薫子の関係がバレて火種となるんでしょう。
まあ、この作品の事なので変な盛り上げ方はしないと思いますが、大きな争いになるのではなくて”隣人を愛せよ”の精神でより良い関係性になればいいなって思います。

最後に

新時代の青春漫画の一作ですね。
次に来るマンガ大賞6位ですか、もっと順位上でもよかったと思いますがこれもタイミングなんですね。。

恋愛に駆引きなんていらない!
自分の好きな人にどれだけ寄り添えるかが、現代の青春漫画なんでしょう。

それを明確に表現しているのが「薫る花は凛と咲く」ですね!
マガポケで無料に読めるのでおすすめいたします!

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
したっけね!

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