「男はつらいよ おかえり寅さん」を見た感想~オムニバス映画だったとしても面白いものは面白い!

漫画 

こんにちは、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は2019年公開映画「男はつらいよ おかえり寅さん」を見た感想を書いていきます。

「男はつらいよ」シリーズは48作もあり、多少の映画好きであれば誰もがタイトルくらいは知っている作品だと思います。

内容的には「男はつらいよ」シリーズのディープな層には物足りない、ライトな層には面白い思える内容なんではないかなって思いますね!

では感想を書いていきます。

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管理人の「男はつらいよ」シリーズの印象

「男はつらいよ」シリーズと言えば、昭和の名優・渥美清さんが演じる寅さんが、葛飾柴又を舞台に下町人情と様々な女性にフラれる人情映画です。

ただ、そのシリーズも主人公・寅さんを演じていた渥美清さんが1996年に亡くなっており、映画公開も96年で終了している為に映画を見た事がないと30代以前の方は「男はつらいよ」シリーズを見た事ない人も多いと思います。

僕は高校の時に山田洋二監督の「学校」シリーズを見てから、「男はつらいよ」シリーズを何作か見ましたが、その時に見ても普通に面白い映画で感動冷めやらぬままに友人にもおススメしてその友人同士で同シリーズを見て感想を言いあうくらいにハマった記憶があるほどです。

ただ、寅さんの印象と言えば定職にはつかずにガサツで粗野でわがままで、叔父・叔母・妹にはいつも心配と迷惑をかけて、女性のお尻を追っかけてははっきりしなくてフラれてばかりいるような典型的なダメ人間です。

なのにどうして魅力的なんでしょう?

キッチリ真面目に生きている人よりも、ちょっとダメな人間の方が生き方に余裕があるからだろうか?
お金にも名誉にも捉われない寅さんの生き方が、窮屈な社会生活を送っている自分にとって憧れを感じるからだろうか?

自分の語彙力がないせいですが、寅さんの魅力を示す適切な言葉が見つかりません。

一つ言えるのは、

自分の近くにいると迷惑だけど、傍から見たら面白い”

それと、今は無き

”義理人情”

の世界観が物珍しくて見てしまうという感じです。

失われた日本文化にノスタルジーを感じる作品なのも魅力の一つです!

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「男はつらいよ おかえり寅さん」を見た感想

2019年に公開された「男はつらいよ」、この作品に寅さんはリアルタイムでは出てきません。
ご存じだと思いますが、寅さん役の渥美清さんはお亡くなりになっていますので。

今回の作品の主演は、寅さんの甥っ子・満男の主な目線から寅さんが生きていた当時の思い出話を、過去の映像として流すといった作品です。

吉岡秀隆さん演じる満男は、30代半ばの自分にとっては少し上の世代の人間であって満男が脱サラして小説家になっている事に対して不思議はありません。

けど、シリーズを通して満男の成長を見ていた人にはきっと脈絡のない職業だったので戸惑いが多かったみたいですね。
レビューで評価が低い人は、満男=小説家という所が多かったです。

同世代や年上の方からすれば、一貫性の無い事しやがってと思うんでしょうかね。

ただ現在30代半ばの自分にとっては、シリーズを順に見ていたわけではなく、満男が年上の男性だって事からもそんなことはどうでもよく感じます。

むしろ現代に、満男や寅さんの妹のさくら(倍賞千恵子さん)や下町のあのお店にいることが単純に嬉しく感じます。

また過去の映像を流すシーンが多いのですが、つぎはぎという感じはなくて登場人物たちの寅さんとの思い出としてしっかりと映画の中のワンシーンとして組み込まれていました。

管理人は「男はつらいよ」シリーズのライト層なので、過去48作中おそらく10作くらいしか見ていません。
なので、今回の思い出シーンも知らないシーンが多くて楽しむことが出来ました。

しかしコアファンからすると、どうゆう気持ちになるのでしょう?
思い出を汚されたように感じるのでしょうか?

例えば漫画が最終回を迎えて、まだ続きが読みたいとか今後登場人物たちはどんな行動に出るのかというような事を、読者が自由に想像します。
それなのに、急に続編が出て自分の考えていたその後のストーリーと齟齬が生まれたら急に冷めた気持ちになってしまう事ってありますよね。

今回の「男はつらいよ おかえり寅さん」も、公開当時から見ていたファンの方々にはそんな気持ちになってしまったのかなって思います。

けど自分としては、笑いもしたしウルっともしたしで今まで見てきた「男はつらいよ」となんら変わらない気持ちで見れた映画でした。

日本が誇る最高峰のエンターテイメント作品だと思います!

最後に

管理人・いのまんは北海道・北見市生まれの札幌育ち、昭和の下町なんて気の利いた場所で育っていません。
むしろ、下町で育ったことがある人の方が珍しい世代だと思います。

そんな、自分たちでも「男はつらいよ」シリーズの下町には憧れと懐かしさを覚えてしまいます。
経験した事ないのに感じるノスタルジックな想いは、日本人として遺伝子レベルに染み込んだ物だと思いますね。

ちょっと羨ましいような気持ちで見てしまいます。

とても簡単な感想になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。ではではです。

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