「君は放課後インソムニア」6巻~駆け落ちした二人は満開の星空の下で結ばれる

アニメ

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、オジロマコト先生の「君は放課後インソムニア」6巻を読んだ感想です。

二人きりで合宿を継続して、友人たちが合宿先に訪ねてきて、親の制止を振り切って目的の場所に駆け落ちをする。

傍から見れば間違いなく、輝かしい青春の1ページなんですよね。

それなのに一縷の不安を感じるのは自分の読み方がひねくれているからなんでしょう。
こっちも眠れなくなりそうだ。

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「君は放課後インソムニア」~作品詳細

作者:オジロマコト

出版社:小学館

ジャンル:青春

発行巻数:既存9巻(2022年9月現在)

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「君は放課後インソムニア」~あらすじ

青春の純度最高潮! あのキスの続きを描く最新刊!

一瞬のような永遠のような二人きりの夏合宿で、
眠れない不安を打ち明けたガンタにイサキは……

現実の、あらゆるしがらみからきりはなされたような日々、
星空を求めて、二人の旅はゴールの真脇遺跡へ――

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二人っきりの合宿生活

イサキの姉・早矢がいなくなってから、何か同棲したてのカップルみたいになりましたね。

縁側で星を見ながらのキス。
チューした後の曲の顔描写、明日ちゃんの一巻表紙と似た描写でしたね。クリエイターの方にとっても下唇を摘まむ細かな描写って衝撃だったのかな?

家に2人きりで寝泊まりしてキスをしてしまうくらいに距離が近くなっている事で、お互いに多幸感が充実しているのでしょう。
中見が夜にぐっすりと睡眠を取り、寝坊しています。
この漫画を読んでて中見が寝坊するなんて思いませんでした。

不眠症の原因はストレスが原因と言われる事が多いと聞くけど、わかりやすく中見の不安を取り除いたのが曲ですよね。
今ここに曲がいるという現実感が、中見を睡眠へと誘いました。
目に見えて幸せホルモンが分泌されてますもんね、質の良い睡眠を取れましたね笑

二人は遺跡に駆け落ちする

親を欺いて目的の土地まで二人で逃避行って、完全に駆け落ちです。

発端は姉・早矢が引率辛い亡くなった事が原因で、曲の両親から帰宅命令が出てきた事。
まあ、子を持つ親としては正常の判断ですよね。しかも我が子は女の子、しかも大病を患っていたとなると、両親の方が絶対正しいです。

けど、正しい事を正しいままにしても物語としては面白くないんですよね。
ダメだと言われた事を、どうにかギリギリの正当性を作り上げて、罪悪感を和らげて、納得できる形を作り上げて。

6巻まで読んでいれば、中見がどんなに真面目な奴で間違いを犯さないやつかは読者が知っていますからね。
だからこそ曲に言った「俺にさらわれてほしい」ってセリフは、痺れるものがありました!
バスに揺られながら手をつないでいるシーン、演技は悪いが高校教師のラストシーンの様でした。

正しいことじゃないとわかっていても、2人で始めた旅のゴール・ケジメとして曲が一緒にいてほしいって望んだ事は、中見が抱えているトラウマから少し解放されているという事ですよね。

真脇遺跡で満開の星空の下、

「一生、曲を好きだ」

ここまで見てきた中見のセリフとは思えないです。
中見の人間性を鑑みるとグッと来るものがありました!

ただね、、、管理人の悪い癖なんだが真脇遺跡で一泊してからの中見と曲の表情は何だったんだろう?疲れ切った表情と言ったらいいのか・・・

これから曲両親に会う事で叱られるから嫌だというような単純な事じゃないでしょ。

付き合ったのだから、”理想の青春!””青春の権化!”というように素直に感じれればいいのにと思ってしまいます。

さいごに

ふと会話の流れから「曲はどんなおばあさんになるんだよ。」と中見が聞くと、曲は「そんな未来のことは、知らないっ。」と答えます。

その時の見開き一面で”夏空と雲と笑顔の曲”が描かれています。

思い出となってしまった曲の様で、今にも消え去りそう雰囲気が読者としても感じ取れてしまいます。
そりゃ、中見も心配になって手を繋いでしまいますよ。。

ではでは最後までお読みいただきありがとうございました。
したっけね!

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