さすが荒川先生、これが漫画の錬金術「黄泉のツガイ」1巻感想

漫画 

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、鋼の錬金術師の作者・荒川弘先生の新作「黄泉のツガイ」1巻の感想を書いていきます。

相変わらずストーリー漫画としての構成力が高いと感じる作品です!

シンプルな絵で必要な情報を与えて、シンプルなセリフで補足していく。
それに加えて1話づつの起承転結の作り方が恐ろしいくらいに上手、ファンタジー漫画としてワクワクさせてくれる作品です。

間違いなくおススメです!

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「黄泉のツガイ」~作品詳細

作者:荒川弘

出版社:スクウェア・エニックス

ジャンル:ファンタジー

発行巻数:既刊1巻(2022年6月現在)

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「黄泉のツガイ」~あらすじ

魂を目覚めさせろ!「鋼の錬金術師」の荒川弘最新作!

山奥の小さな村落で暮らす少年のユルは、野鳥を狩り、大自然の中で静かに暮らしていた。

しかしユルの双子の妹のアサは、何故か村の奥にある牢の中で「おつとめ」を果たしているという。

それはまるで幽閉されているかのように…。

穏やかな村に浮かぶ不自然な謎、この村に隠された秘密とは一体…!?

未曾有のツガイバトルここに開幕!!

「黄泉のツガイ」~感想

冒頭で書いたように漫画表現が非常に上手で、1巻からとても面白い作品となってます。

表紙に描かれているように和風な世界観の物語となっており、日本の神隠しや異形の者たちの出現を題材として描かれています。

目新しい何かが出てくるよりも既存の設定を分解して荒川弘風に構築したような(大体の漫画はそうなんですが…)作品となっているが、パクリとかではなく再構築したというのが本当に正しい表現だと思う作品です。

出来ればネタバレはしたくないのですが、ネタバレ無しで感想を書くことが非常に難しい作品となっているのでもし未読でこちらに来た場合は注意していただきたいと思います。

ツガイと呼ばれる者たち

「黄泉のツガイ」とタイトルにある”ツガイ”とは、動物のオスとメスの組み合わせのことで、 「二つのものが一つに組み合わさる」という意味です。

本作品では”ツガイ”を操る者たちが登場して何か目的を果たそうとしています。

この”ツガイ”とは化け物、幽霊、UMAと古くから呼ばれる存在であって、2体で対となる存在の様です。

幽霊や化物と呼ばれる存在なので見える人と見えない人がいる楊で、”右””左”に対してイヌが吠えているシーンがある事から第6感強い人が見えやすいんでしょうね。

主人公のユルが呼び寄せたツガイ、”右”と左”の男女の異形。
他には上顎と下顎で対となったツガイ、影のようなツガイも登場しました。

何となくの印象ですが「うしおととら」のような感じの異形の者との相棒物と言った雰囲気を感じさせます。

古い村の和風ファンタジー

※重大なネタバレ有り!!

表紙を見て思ったのが、荒川先生の最新作は「和風歴史ファンタジー」なんだなって事。

誰しもがそう思ったのではないでしょうか?

服装も現代の服装ではない雰囲気、後ろのいかつい顔の石像。
そしてあらすじにも「山奥の小さな村落で暮らす少年が野鳥を狩り、大自然の中で静かに暮らしていた」とある事からも、現代で狩りをしながら暮らすのは現実的ではない事から歴史系の作品かと思っていました。

主人公・ユルの双子の妹・アサが牢の中に「おつとめ」と呼ばれる形で閉じ込められているのも、生贄のような雰囲気を醸し出していていますし。

だからこそ驚きました。
突然、”パンっ”という音とともにヘリコプターが下りてきて、村民を銃で〇し始めた事に。
歴史物だと思い込んでいたところに現代兵器を持ち出されたの予測できなかった。

想像をはるかに超えていて、しかも急な登場で殲滅といった絶望感を与えてくる。
さすが荒川先生陰と陽の使い方が絶妙で、漫画として世界観を理解させるのが非常に巧みでした!

神隠しの里のような感じ

主人公・ユルたちが住んでいた村は、俗に”神隠しの里”と呼ばれるよう場所です。
特殊な方法でしか出入りできないため、偶然でしか出入りできないとされています。

大昔から突然人が消えると言った伝承は数多く残っており、暮らしている人々はそれを”神隠し”にあったとされており、作中でも”神隠しの里”だと認識せずに村民たちは暮らしてました。

里を自由に行き来できるのが時折やってくる行商人・デラという人物。
確かに”頭痛がする”という村民に対して”白い粉末”を紙に入れて渡していました。
本当に歴史系として描くとしたら、茶色の漢方薬っぽい物をあげそうなことからもヒントは出ていましたね。

デラは外界がバレないように行き来していたという事は、ユルたちがいた里には何か重大な事柄があるという事ですよね。

凄くワクワクが止まらないです!

最後に

ド田舎から都会に降りてきたユルに現代の物品を説明する描写が端的でユーモラスで4コマを見ているみたいで楽しいですね。

車を「中に馬が入っている」なんて表現、且つて使った人いるんでしょうかね笑

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
したっけね!

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