「推しの子」9巻感想~真っ白なキャンパスが黒く染まり、ルビーの闇が広がっていく

推しの子

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、アニメ化決定の「推しの子」9巻の感想を書いていきます。

アニメの情報続々と出てきて盛り上がりますね。

物語的には、折り返し地点を超えた所でしょう。
真っ白だったルビーがどんどん黒く染まっていく様子って、見てはいけない背徳感を感じてしまいます。

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「推しの子」~作品詳細

作者:原作・赤坂アカ
   作画・横槍メンゴ

出版社:集英社

ジャンル:転生・ミステリー

発行巻数:既刊9巻(2022年10月現在)

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「推しの子」~あらすじ

「やっぱルビーには……何か特別なものがあるんだろうな……」

MV撮影の為に訪れた神話の街・高千穂で、ルビーはアイを殺した犯人は2人組だった事を知る。
その内1人は、今ものうのうと生きてる事が許せず…自らの手で殺めると復讐を誓う。
そして、半年が過ぎ、各々の活動が大きく動き出す“第七章中堅編”始動!!

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ブレーク寸前の新生・B小町

半年が経過してMVがyoutubeでバズった事によって露出の増えている新生・B小町、中心にいるのはルビーです。

ゴローの遺体を見た事によって影のできたルビーは、今までの天真爛漫・純真無垢のような雰囲気からミステリアスでダーク、かつてのアクアのような雰囲気が人気を博します。

動画関連の編集作業はもちろん、MEMチョ。
そうゆう仕事は経験ないのでわからないですが、B小町というコンテンツを飽きさせないように工夫するのは大変な事だけはわかります。

そして有馬かな。
一見アイドルとしてしっかりと活動しているのですが、その実アクアにフラれてます。
告白をしたわけでは無いけど、あかねと付き合うという事を面と向かって報告された事はもうフラれたと同義語でしょ。
感情過多な思春期に、予想できても面と向かってフラれれば相応のダメージもありましょう。
大泣きしているシーンを見ると判官贔屓と言いますか、更に”推し”たくなるのが人情ですね。

有馬かながアクアに対して抱いた「私を”推し”にして見せる」という目標の喪失、目的が手段へと変わってしまったルビー。
表面上は上手くいっているように見えるB小町ですが、裏では何か歯車が噛み合わなくなっている様子です。

アクアとメムの怪しい密会

一方、アクアはバラエティ番組のレギュラー・俳優・モデルとマルチタレントとしての道を確立しつつあります。
自分が生きてきた目的が片付いたことによって、転生した一人の人間としての人生を歩み始めています。

ルビーの気持ちもまだ知らず。

あかねは正式にアクアの彼女に、仕事も実力派女優として売れ始めて順風に事は運んでいます。

アクアのあかねへの接し方は完璧すぎるくらいに完璧です。
正式にあかねと付き合う事を有馬に報告して、ロクに接触もせずにいて、むしろ意識しないように意識しているというのはあかねでなくても気が付く所。

けどそれがアクアの抱えるトラウマなんですよね。
PTSDが目的を果たしたから治るなんてものじゃないですから。

そんな事は露知らずにメムは有馬の事でアクアの元へ行ってます。
悲しんでいる友達見たらなんかしたいって思っちゃう人間なんて、メム!良い子!

今回のこの件は

”人は必ずしも合理的判断をする訳じゃない”
”合理的な考えが出来てたら有馬とも上手くやれた?”

おそらくアクア以外だったら、あかねと付き合う事はしたとしても無視をするような態度までは取らないでしょう。
有馬かなと接しているアクアは、どう見ても居心地がよさそうでしたし、相談なんてしなそうなのに有馬にはしています。

合理的な考え方をすれば、事務所内での会話位する!

というのが、この会話のメムの結論ですよね。

だけど、アクアのトラウマがそんな関係を許しませんでした。

人気が出てくれば人は近づいてくる。
スキャンダルは要禁止。
男の影なんて、どんな噂でもNG。

基本中の基本を抑えた上での最悪の想定です。

アイの様な事には絶対にしたくないという、アクアの絶対的な覚悟です。

全ては過去のトラウマから来る行動原理で、アクアは理知的なように振舞いながらも作中で最も感情的な人物となっています。

芸能人としてのキャラクター性

かつてのアクアのように芸能界へと食い込もうとするルビー。
その為に彼女のブレーンとなったのがイチゴプロ元社長・壱吾。

TV番組の闇やポイント、ADの話なんかもありましたがここで気になるのはルビーがどんな変化をしているかでしょう。

アクアの出演するバラエティ番組で、サプライズ共演をしてアクアの嫌そうな顔が兄弟感溢れるワンシーンとなっています。

アクアが演じるのは”毒舌クール”、ルビーが演じるのは”天然おバカ”
芸能人はユーザーや製作陣が欲している”キャラクター”をみんな演じています。

キャラクター性の確立です。

私は北海道民ですので俳優の大泉洋さんの若い頃から知っていますが、その上で北海道のローカル番組と全国区のTVでは全国版の方が”大泉洋”というキャラクターを作っているように見えます。
強いて言えば、

”水曜どうでしょう的な大泉洋”を演じています。

なので、年を取り落ち着いてもいい年齢に差し掛かっているのに「視聴者が求める大泉洋」を演じていますよね。

ジャにのチャンネルの菊池風磨君も、動画内では先輩にタメ口も利いちゃう陽キャですが、カメラが止まるとしっかりと敬語を使う陽キャだという事を山田涼介君にバラされています。

アニソンシンガーのオーイシマサヨシさんも、アニソン歌手として活躍するために”お喋りクソメガネ”としてのキャラクターを作っています。

芸能人が表に見せる顔は打算的に考えられた”キャラクター”です。

けど芸能人だけじゃなくて、一般人でもキャラクターは作って生活していますよね。
私の場合は家で話す時よりも会社で話している時の方が、リアクションを多くとり行動的な人物として行動しています。
そうじゃないと円滑な人間関係がしにくく仕事もやりにくくなるから。

芸能人として生き残るためのキャラクター作りが描かれてましたが、何とも一般人にも刺さる内容です。

一般人も配慮とコンプライアンスの時代!

最後に

苺プロの元社長、まだまだ燻ぶったままの闘志がありそうです。
見つけ出すまで絶対に逃したりしないって、ルビーが危ないことしないようにがっちり手綱を握っていて欲しいものです。

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
したっけね!

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