こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。
今回は、漫画版「アルスラーン戦記」17巻の感想を書いていきます。
どの陣営も誰かかしらが不満を抱いていて現代の中小企業を見ているようです笑
その中でアルスラーン陣営はまだマシなのかな？
アンドラゴラス陣営・ルシタニア陣営からの駆け込み寺になってる笑
荒川弘版「アルスラーン戦記」～作品詳細
作者；原作・田中芳樹
作画・荒川弘
出版社：講談社
ジャンル：ファンタジー・戦記
発行巻数：既刊17巻(2022年6月現在)
荒川弘版「アルスラーン戦記」～あらすじ
知将・ナルサスの策により、ギランを始め、南方海岸地帯の全域を味方につけたアルスラーン一行。
軍資金と兵を集め、再進軍へ準備を進める。
渦中の王都では、ギスカールの陰謀によりマルヤム王国の内親王・イリーナに危機が訪れる！
イリーナ救出のため王宮に忍び込んだメルレイン。
そこで待っていたのは、行方知らずの妹に繋がる奇妙な出会い！？
パルスの覇権を狙い、動き出す群雄たち！揺ぎなき「王」への信念を胸に、少年は決戦の時を見据える。
皮下脂肪の勝利
ルシタニア陣営では私腹を肥やす兄に業を煮やして弟が暗殺の策略をしますが、イリーナ姫による偶発性に期待したものだから結局皮下脂肪に阻まれて失敗します。
悪くはないんですがね。
捕らえた女性にその役割を求めた時点で失敗を想定して動くべきだとは思うんだが、遠征軍を掌握できておらず、エクバターナもボダンによる水路破壊で見ず不足に陥っているしでジリ貧としか言えないです。
入城した段階で規制をかけれなかった時点で失敗です。
メルレインの仁義
ドラマ的に言えば、護衛を務めていたアルフリードの兄・メルレインがイリーナ姫を助けに行くところは良かったですね。
ゾット族は盗賊ですが義理人情に厚くて、幽閉されている塔に向かった時にはヒルメス殿下が既に救助してました。
「もういいのか」
自分の親の仇だと気が付いていなかったのですんなりとヒルメス殿下にイリーナ姫を引き渡しました。
自分の役割を認識しているメルレインの行動は仮面ライダーみたいなヒーロー感があっていいですね。
ルシタニアの見習い騎士エステルを偶然助けた事によって、妹のいるアルスラーン陣営へと向かいます。
君臣への情け容赦ない処罰
アルスラーンを追い出したアンドラゴラス王。
この陣営はアルスラーンの元に集められた陣営でもある為、アンドラゴラス王の為に動くという意識が希薄な者たちが多いですね。
今までは強力な権力を持って支配してきたのでしょうが、アルスラーンは権力を使うよりも権限を与える側の統治者だったので正反対のやり方に戸惑い気持ちが離れてしまってます。
その為トゥラーン人を逃してアルスラーンの元へ出奔しようとした君臣・ザラーヴァンドをロクに対話もせずに投げ槍で突き刺しています。
死んだかと思ったが条件が重なり生きはいたものの、同僚がそんな目にあったのを見ると部下はおちおち仕事もできはしないってもんです。
今までは恐怖政治で支配してきたのですが、アルスラーンの息がかかった者たちには納得いかない事柄も多いでしょう。
アンドラゴラスはよく一国の王をやれたなと思います。
アルスラーンの出生
バフマンの手紙をキシュワードが発見します。
アルスラーンの出生についてですが、アンドラゴラスはその手紙を奪いこう言います
「雨が降る前には雲がかかるものだ」
「清廉潔白な王家など無い」
自分で言ったしまっている。
王家には曰くが付き纏うもので血で血を洗う呪縛のようなものからは逃れられない事を。
今回のイリーナ姫救出からヒルメス殿下の正義を垣間見ることが出来たのですが、それでもカイ・ホスローの血が争いを呼んでしまうんでは無いでしょうか。
キシュワードの考えの通り、アルスラーンがパルス王家の血を引いていないのならば争いからはまた違った方向性の国を作り上げることが出来るのではという希望をもてます。
最後に
次巻は王都奪還。
アルスラーン・アンドラゴラス・ヒルメスがエクバターナを目指すでしょうが、この3時寧が手を取り合えるとは思えないです。
長い戦いになりそうですね。
ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
したっけね！
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