「ましろのおと」12巻感想・ネタバレ~立樹ユナとの再会を果たす

ましろのおと

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、羅川真理茂先生の「ましろのおと」12巻の感想を書いていきます。

※最後にポイントを箇条書きしています。お急ぎの方はそちらをどうぞ。

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「ましろのおと」~作品詳細

作者:羅川真理茂

出版社:講談社

ジャンル:仕事・青春・音楽

前巻あらすじ

民謡全国大会・東ノ宮杯を前に麻仁は雪に本音を吐露する。

麻仁は雪の事をドーピングだと思い、自分の下手くそな唄を引っ張っていってほしいとお願いする。

しかし雪は、伴奏はドーピングでは無く養分だと言い、麻仁の個性を生かした伴奏をすることを約束した。

東ノ宮杯本番当日、電車が遅延するなどのアクシデントがあったが、大会向きでは無いとされる「津軽三下がり」を艶やかで伸びのある唄を披露して審査員を唸らせる。

麻仁は満場一致で、東ノ宮杯優勝を果たした。

大会専属伴奏を務めていた緒方洸輔は雪の事を「無自覚で無礼で人を巻き込む怖い人」だと言い、次の弘前大会に出場する宣戦布告をしてきた。

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雪、曲弾きができなくなった!?

東ノ宮杯を麻仁の優勝で終え、弘前大会に向けての調整が始まる雪。

テープ審査用の録音も済ませて、お店でじょんがら節の演奏を披露したが、何かいつもと違う感覚が襲ってくる。

体と心が音から剝がれていき、お店に見学に来ていた梶からもつまらない音と言われてしまいます。

雪は今まで一人で練習をしてきて自分の音というものを持っていたが、それゆえに唄付けといった、ある意味ジャンルの違う事を行った弊害で一人で弾くという感覚が一時的に失われたのかなと思われます。

指導役の大河さんもその点を指摘していますが、雪が抱えてるでっかい壁を壊すのが見たいと言います。
それは大河がかつて壊せなかった壁を壊してほしいという願いもあったのでしょう。

高校時代の青森合宿で大俵師匠が、津軽三味線の歴史を語り、祖を振り返る話をしたように、また大河さんも「祖に帰ろう」と言います。

かつて活躍をした奏者の音を聞けば聞くほどに知れb知るほどに、祖父・松吾郎の音も遠くなる。
他の音を知る事で自分が井の中の蛙だったことを知ってしまいます。

とうとう客の前でさえ弾けなくなってしまいます。

立樹ユナとの再会

曲弾きは出来なくなった雪は唄の伴奏に福岡までついて来てほしい麻仁に言われ、大河さんからも気分転換に行って来いと言われます。

東ノ宮杯優勝者として麻仁は唄を披露する予定で来た福岡のお祭りですが、雪はそこでユナさんっぽい人を発見します。

そして、ユナも番組のリポーターとしてリポートをしている時に舞台で伴奏をしている雪を発見しました。

しかしそこで再会を果たすことは叶わなかったが、麻仁の計らいによって再開することとなります。
(麻仁は不本意だったようだけど)

東京で雪を拾ってくれて一緒に生活して、雪の才能に嫉妬してしまい出ていってから14ヶ月ぶりの再会です。

ユナは現在福岡の小さな芸能事務所に所属していて、それなりに活躍もしているようで充実した様子が伺えます。

一方、雪は自分が高校に言っていた事や民謡居酒屋で働いている事を話しますが、いつもの様子とは違います。
少し照れながらというような雰囲気で話す様子は、いままで見た事のない雪の顔を見ることが出来ます。

ユナは雪の三味線が聞きたいと言い、今下手だよって雪は言いますが、技術的な上手い下手はわからないから聞かせてほしいと答えます。

大河さんは雪の音を「人を変える側の音」と言ってましたが、雪が一番初めに変えたのはユナです。
東京の芸能界で上手くいかず、小さなプライドを保つためにタケトをお金を貢いで雪をヒモにして。

けど雪が河原で弾いた曲が、ユナは誰かを援助することで依存していた気持ちを雪の演奏がしょうもない事をしていると気が付かせてくれます。
だから一緒にいられなくなった。

けど、今のユナはしっかり地に足の着いた生活をしているのでしょう。

雪がユナに弾いた曲は、以前は「弾いてる」だったのが今は「聴かせる」に変わって、そして相変わらずいい演奏だったと言われます。

ちなみに無自覚ジゴロはユナには発動しませんでした、こうゆうのって好きな人には発動しないもんですよね笑

福岡から帰って音がすわったと言われた雪。

「祖に帰る」も「自分のスタートに戻る」も同じ事で、その事をユナが気が付かせてくれました。

最後に

大河さんが、大会に出場することとなります。

小学校時代は入賞の常連で、先生からも天才だと言われていた大河さんはどうして弾けなくなったのか?

13巻はそこが注目になるでしょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!

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ましろのおと 12巻

ましろのおと 12巻

[著]羅川真里茂

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