「地球へ・・・」あらすじ・感想~SF漫画の金字塔!70年代はSF漫画の宝庫です!感想・ネタバレ

漫画 

こんにちわ、いのまんです!

読みました、地球・・・(テラへ)

著者・竹宮恵子

ジャンル・SF

巻数・全3巻(キンドル版)

みなさんはSFと言えば何を思い出しますか?

バック・トゥ・ザ・フューチャー?

宇宙戦争?

スター・ウォーズ?

どれも名作です!

この「地球へ・・・」は地球に住めなくなった人間が地球に戻ろうとするSF漫画です。

この漫画の地球はちきゅうとは読まずに「テラ」と読みます。

ここ、明日の会議に出るのでしっかり覚えておくように!笑

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あらすじ

ありとあらゆる大地に住み着き、天敵もいなくありとあらゆる自然を克服して広い宇宙空間をホモ・サピエンス(旧人類)の住処としてきた。

ただ、生命力の衰えた地球に関してはどんな科学力をもっても元に戻すことができなかった。

結局は人類が地球を破壊しており、地球を守るために人類の大変革も仕方がないという考えに至った。

そのため、他星移民・出産の規制・特殊政府体制による完全生命管理の社会体制となった。

簡単にいえば、地球をダメにしたのは人間で人間の意志では地球を治せないから機械による完全管理社会となっていく。

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選別される社会

人類は宇宙に活路を求めて、機械によって安定した生活を送っていた。

しかし、成人検査と言い14歳になると各々検査を受けて適正な星や職業につくように選別されていく

ただ、その検査を落ちる者もおり何度かの検査の末行方不明になるものがいるという話も。

そして成人検査を受ける前に素行不良と見られるものにはESP検査という身体への罰則みたいなことが行われてる。

これが実は超能力を持った人間かの検査となる。

超能力を持った人間を「ミュウ」と呼ぶ。

このミュウは虚弱体質で身体障害を持っているが、超能力主にテレパシー・思念波を扱うことができる能力があったがそういった人物は淘汰される社会となっている。

つまり、持たざる者を旧人類

超能力を身に着けたものをミュウ

と区別されて旧人類のエリートが地球を管理ている。

地球への憧れが旧人類とミュウの戦争へとつながっていくこととなる。

二人の主人公

ジョニー・マーキス・シン

普通のミュウではすり抜けられないESP検査を乗り越えた新たなミュウ!

旧人類から隠れ潜むミュウたちの新たなリーダー・ソルジャーに選ばれて初めは嫌がりながらも先代ソルジャーの想いを胸に抱き地球を目指す!

キース・アニアン

成人検査をエリートとして合格して地球政府の要人教育を受けている。

卒業後、地球上で最も優秀な人物メンバーズ・エリートの中でも最年少で出世していき2世紀ぶりの地球政府首席の座に就く冷徹で機械のような人間・・・

感想

なまら難しかったです

嫁が文庫本で1巻だけ(全部買えや笑)持ってて知ってて、今回amazonキンドルで無料で読めたから改めて読んでみたけど、キンドル版全3巻読むのに8~9時間かかりました。

著者に言いたいですよ、この漫画はこのページ数に収めていい話じゃないです笑

今の時代なら伸ばして丁寧に書いて40巻超えしてかけるだけ設定・シナリオあります!

けど、素晴らしかったです!

旧人類が自分たちよりも優秀な人類が現れることを恐れてミュウを迫害していて、ミュウは地球を独り占めする旧人類を憎むようになっている。

けど、ミュウのリーダーでソルジャー・ジョニーは人類との共存を望んでいく事が希望を持って生きていくという事なのかなって思いました!

また、この二人は上に上がるにつれて変化していきます。

ジョニーは、純粋な少年のようなキラキラした青年だったのにある出来事以降、メモ口も耳も使わないで生きていく事を選ぶ。

キースは、アンドロイドと呼ばれるほどシステマチックな人間だが内情では自分の行いに疑問を持ちつつ正しいと思いながら行動していく。

主人公二人のこと書きましたが、今このご時世になって思うのは一般人って危機感無いよね?って思います。作中でも戦争が起こっているけど、まだどこか遠い場所の出来事のように感じている一般人の事が書かれています。

この作品、2005年にアニメ化されているのですが竹宮恵子先生が注文つけたのはこのちょっと他人事のように感じている一般人をしっかりと描いてほしいとのことでした。

現代にもつながる話

以前レビューした、「13機兵防衛圏」は「地球へ・・・」に似てるなと書きましたが全巻読んで実感しました。13機兵防衛圏は地球へを補完した作品でした。

こんないい話を読んで感動したのに上手く書けない自分にジレンマです!

修行して出直してきます!

したっけね!

コメント

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